ゲーミングPCのOSについて解説していきます。
ゲーミングPCのOSは事実上Windows 10のみで、MacやLinaxはおすすめしません。
- なぜゲーミングPCのOSはWindows10のみなのか
- Windowsの種類はどれを選べばよいのか
以上の内容で解説します。
BTOパソコンショップでは「Windows 10 Home 64-bit」が主流で、現状ではこれがベストです。
ゲーミングPCのOSは事実上Windows10のみ
ゲーミングPCに搭載されているOSは、メーカー問わずWindows10が搭載されています。
すべてのゲームやデバイスはWindows10での動作を前提としているためで、他のOSでは正常動作しないゲームが多数あるためです。
MacやLinaxでプレイできるゲームも存在はしますが、ゲーミングPCに搭載されることはありません。
Mac OSやLinaxは対応ゲームが少ない
Windows以外のOSとして有名なのはMac OSやLinaxですが、これらのOSは対応しているゲームが少ないのでゲーミングPC向きではありません。
基本的にWindowsを基準にゲーム開発が行われており、現在であればWindows10がその基準となっているため、リリースされるタイトルのほとんどがWindows対応です。
中にはMacやLinaxに対応しているゲームタイトルもありますが、数は少ないです。
ゲーミングPCでWindows7・8.1は使える?
Windows10の前世代OSである、Windows7や8.1はおすすめしません。
Windows7は人気の高いOSでしたが、2020年にサポートを終了しており、現在ではサポート対象外です。
サポートの切れたWindows7を使用していると、「周辺機器やソフトウェアが使えない」「セキュリティが甘く危険性が高い」というデメリットがあるため、サポートが行われているOSを利用しましょう。
Windows8.1は現在でもサポートが継続されているOSですが、ゲーム用途に向いていません。
UIが一新されタブレットに適したOSとなっており、ゲームユーザーに不要な機能が付いています。
ゲームタイトルによってはWindows8を推奨環境にしていないもの、対応OSにしていないものも存在するため、様々なゲームをプレイするのであればおすすめできません。
Windows7・8.1・10のサポート期間
Windows7は2020年1月14日でサポート終了。
Windows8.1は2023年1月10日までサポートが行われます。
サポートが終了している7はもちろん、あと2年程度で8.1のサポートが終了してしまうため、今から購入するなら10を推奨します。
Windows10のサポート期間は現在決まっておらず、常にプログラムの更新が行われています。
少なくとも8.1のサポート期間である2023年よりは長いサポートが実施されます。
Windowsのパッケージ・DSP・OEMの違い
Windows10のプロダクトキーには複数の販売方法があります。
種類によって価格や制限が変わってくるので注意しましょう。
パッケージ版とは
最もおすすめなバージョンで、購入するとUSB・プロダクトキーが付いてきます。
パッケージ版の利点はプロダクトキーを自分のMicrosoftアカウントに紐づけできる点で、次回以降PCを組んだ際同様のアカウントを使うことでOSが適応されます。
USBが付属しているため、初めてPCを組む方にもおすすめです。
DSP版とは
DSP版は「同時購入したパーツと利用しなければいけない」という制限の付いたバージョンです。
付属品はDVDなので、光学ドライブが搭載されたPCでないと利用できません。
価格はパッケージ版よりも安いですが、パーツの交換や新しいPCを組む際などに同時購入したパーツを搭載することが絶対必要になるので、自由度は少し下がります。
OEM版とは
OEM版はPCを販売する人向けに販売されるライセンスとなっており、扱いの難しいバージョンです。
本来はPC販売をしている方が利用しているバージョンなので、入手するのは難しいです。
また入手できたとしても非正規品に当たる可能性が高く、OSとして利用は可能ですが、常に画面に警告が出続けることもあります。
購入するならパッケージ版かDSP版を選びましょう。
Windowsの32bitと64bitの違い
OSには32bitと64bitが存在します。
32bitは最大メモリ容量が4GB、64bitは最大メモリ容量が128GBまたは2TBです。
ゲームをメインで利用する場合、64bitを選択しましょう。
最近のゲームタイトルでは推奨メモリ容量が8GBや16GBといったゲームも増えてきており、32bitの4GBメモリでは対応できないものが多いです。
ゲーミングPCに採用するなら64bit、一般PCに採用するなら32bitと覚えておきましょう。
WindowsのHomeとProの違い
画像参照元:Microsoft
Windows HomeとProの違いは家庭用かビジネス用かです。
最大メモリ容量にも影響しており、Homeは128GBですが、Proは2TBまで搭載可能です。
ただし128GBもあれば十分なのでゲーミングPCに搭載するならHomeで良いです。
ビジネスモデルなので「Bitlocker・Remote Desktop」といった機能を使用する方はProのほうがいいです。
ゲーミングPCのOSまとめ
ゲーミングPCのOCは現在Windows10が主流となっており、Mac OSやLinaxを搭載しているモデルは見かけません。
ゲームの対応OSもWindows10をメインに作っていることが多いので、Mac OSやLinaxを使用しているとプレイできないゲームも存在します。
これからPCを組む方であれば、Windows10 Homeの64bit版をパッケージで購入するのがおすすめです。