CPUとGPUの組み合わせで起こる「ボトルネック」という現象があります。
ここではボトルネックについての解説と、問題が起きづらいおすすめの組み合わせを紹介していきます。
CPUとGPUのボトルネックとは
ボトルネックとは、CPUとGPUの性能が釣り合わないため、最終的な処理速度が低性能なパーツに合わせられている状態のことを指します。
ゲームはCPUとGPUが協力して処理を行うため、片方だけの性能が良くても意味がありません。
性能差を考え、バランスの良い組み合わせでCPUとGPUを選びましょう。
CPUとGPUのボトルネックを調べる方法
CPUとGPUのボトルネックを調べるためのサイトと使い方を紹介します。
ここでは「intel Core i7-10700+GeForce RTX 2070 Super」の組み合わせを調べる場合の使い方を解説します。
Bottleneck Calculatorの使用手順
- Bottleneck Calculatorにアクセス
- INTELのタブを選択
- Choose a CPU SeriesのプルダウンメニューからCore i7を選択
- Choose a CPU modelのプルダウンメニューに10700と入力
- 検索一覧からCore i7-10700を選択
- NVIDIAのタブを選択
- Choose a GPU SeriesのプルダウンメニューからGeForce RTX 2000 Seriesを選択
- Choose a GPU modelのプルダウンメニューに2070と入力
- 検索一覧からGeForce RTX 2070 Superを選択
- RAM Memoryに搭載メモリ容量を入力
- Calculateボタンをクリック
Average bottleneck percentageと表示されている部分がボトルネックの数値となります。
10%を超えなければ、特に問題ない構成です。
CPUとGPUのボトルネックが起きないおすすめの組み合わせ
ボトルネックが起きづらい、おすすめの組み合わせを紹介します。
ここで解説している数値はフルHDの場合です。
4Kの場合は少し数値が高くなるため注意してください。
CPU+GPUの組み合わせ(RAM16GB) | ボトルネック |
---|---|
intel Core i7-10700+GeForce RTX 2070 Super | 3.4% |
intel Core i7-10700+GeForce RTX 2080 Ti | 0.95% |
intel Core i7-10700+GeForce RTX 2080 Super | 2.7% |
intel Core i5-10400+GeForce GTX 1660 Super | 3.62% |
intel Core i5-10400+GeForce RTX 2070 SUPER | 0.2% |
intel Core i5-10400+GeForce RTX 2060 SUPER | 0.99% |
Ryzen 7 3700X+GeForce RTX 2070 Super | 5.62% |
Ryzen 7 3700X+GeForce RTX 2080 Ti | 2.76% |
Ryzen 7 3700X+GeForce RTX 2080 Super | 4.91% |
Ryzen 5 3500+GeForce GTX 1660 Super | 3.09% |
Ryzen 5 3500+GeForce RTX 2070 SUPER | 0.01% |
Ryzen 5 3500+GeForce RTX 2060 SUPER | 0.59% |
このような組み合わせだと性能差が少なく、快適にゲームをプレイできます。
最近はCPUの性能が上がっているため、Core i5以上のCPUを選べば最新のGPUと組み合わせても問題なく動作します。
CPUとGPUのボトルネックまとめ
CPUとGPUの性能差で起こるボトルネックについて解説しました。
既製品やBTOのPCを使用している場合は気にする必要がありませんが、自作PCの場合は少し注意しましょう。