ゲーム中に急に処理が重くなったり、PCのパフォーマンスが落ちたことはないでしょうか。
CPU使用率が高くなり、冷却が追い付かずに熱暴走を起こしている可能性があります。
ここでは、CPU温度の調べ方や、温度が上がりすぎないようにする対策を解説していきます。
ゲーム中のCPU適正温度
CPUの適正温度は下記のとおりです。
低負荷時:40~50度
中負荷時:50~60度
高負荷時:60~80度
FPSなどの3Dゲームをプレイしている場合は60~80度を維持できていれば正常です。
それ以上の温度が続く場合はCPUクーラーの故障やスペック不足が考えられます。
CPU温度が上がりすぎるとどうなるか
CPU温度が上がりすぎると熱暴走を起こし、パフォーマンスが大幅に低下します。
さらに、熱暴走の状態が続くと故障の原因にもなります。
CPUの温度を確認して、温度が高すぎる場合は対策をしてください。
CPU温度の調べ方
CPUの温度を簡単に調べることができるフリーソフト「Speccy」を紹介します。
日本語にも対応しており、非常に使いやすいソフトです。
下記のリンクからダウンロードページにアクセスしてください。
icon-download Speccyのダウンロードはこちら
FREEのDownloadボタンを押すとインストーラーをダウンロードできます。
CPU温度を下げる物理的な方法
高品質なCPUクーラーを使用する
CPUの温度を下げるには、CPUクーラーの性能が重要です。
CPUに付属するクーラーは高負荷のゲームにはあまり向いていません。
選び方がよくわからないときは、ファンの大きさが大きいものを選ぶと良いでしょう。
デザインを重視したものや静音化されたものなど、いろいろなCPUクーラーが販売されているので、気に入ったものを導入してください。
高品質なCPUグリスを使用する
新しいCPUクーラーを購入するときは、CPUグリスも合わせて購入しましょう。
高性能なCPUクーラーを使っていても、CPUグリスがしっかりと熱を吸収しなければ意味がありません。
熱伝導に優れた、液体金属が使用されているグリスがおすすめです。
CPUに古いグリスが塗られている場合は、ウェットティッシュなどでしっかりと拭き取ってから新しいグリスを塗りましょう。
CPU温度を設定変更で下げる方法
PCの設定を変えるだけでも、CPUの温度を下げることができます。
CPU温度を下げる設定方法
- コントロールパネル>システムとセキュリティ>電源オプションをクリック。
- お気に入りプランのバランス(推奨)からプラン設定の変更をクリック。
- 詳細な電源設定の変更をクリック。
- プロセッサの電源管理>最大のプロセッサの状態を選択。
- 設定99%以下に設定する
この設定を行うことでCPUの消費電力を抑え、温度の上昇を防ぐことができます。
ただし、消費電力が減るかわりにCPUのパフォーマンスも抑えられてしまいます。
できるだけCPUクーラーやCPUグリスなどで温度の上昇を防ぐようにしましょう。
パーツの入れ替えがしづらい、ノートPCを使用している場合にはおすすめの設定です。
ゲーミングPCのCPU適正温度まとめ
3DゲームはCPUの性能をフルに発揮するため、CPU温度が高くなります。
CPU温度をチェックし、熱暴走を起こしている場合はしっかりと対策を行いましょう。
夏場は部屋の温度が高くなりすぎないよう、クーラーをつけることも重要です。