ゲーミングモニターと通常モニターの違いを解説します。
ゲームプレイにゲーミングモニターを使うことで、通常モニターでは得られない様々なメリットが生まれます。
本記事ではそのメリットについて詳しく解説していきます。
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ゲーミングモニターとは?
ゲーミングモニターはゲームを快適にプレイするために、ゲームに特化した性能を詰め込んだモニターです。
通常モニターよりも高性能で、激しい動きや滑らかな映像を楽しめます。
モニターによってはゲーム用に追加機能を搭載しているモデルもあり、視認性の向上や目の疲れを軽減する機能を持っています。
ゲーミングモニターは普段使いでも便利?
ゲーミングモニターは普段使いでも便利です。
「Excel/Word」「画像編集ソフト」「インターネット閲覧」を通常モニター同様に行うことができます。
高品質なゲーミングモニターを選べば、Youtube等の動画視聴で綺麗な映像が楽しめます。
ゲーミングモニターは仕事で使える?
デスクワークにゲーミングモニターを使うのもおすすめです。
「書類作成・CAD・動画編集」のようなPCを扱う仕事は入力遅延が少ないので手元の操作感そのままで作業が行えます。
ノングレアを選べば長時間の使用でも目の疲れが溜まりにくく快適です。
ゲーミングモニターはゲーム機(PS4/PS5)でも使える?
ゲーム機に繋ぐモニターは、テレビや通常モニターよりもゲーミングモニターがおすすめです。
入力遅延・応答速度が優れていることにより、敵の動きや自分の操作にラグを感じないので、快適にゲームがプレイできます。
PS5なら最大フレームレートが120fpsとなっており、テレビや通常モニターでは出せませんが、ゲーミングモニターなら出すことができます。
ゲーミングモニターのメリット
メリット
- 応答速度が早い
- リフレッシュレートが高い
- 入力遅延が少ない
ゲーミングモニターが通常モニターよりも優れている大きなポイントは以上の3点です。
応答速度が早い
通常モニターよりも応答速度が早いので、映像のブレや残像感がなくなります。
アクションゲームやFPS/TPSでは、キャラクターの動きや敵の動きをしっかりと捉えることができるので、有利に戦うことができます。
レースゲームやRPGでは、ブレがなくなりくっきりとした映像を楽しむことが可能ですね。
関連記事:ゲーミングモニターのおすすめ応答速度
リフレッシュレートが高い
通常モニターでは60Hz、1秒間に60回画面が切り替わるようになっています。
ゲーミングモニターなら144Hzや240Hzのリフレッシュレートを有しているため画面の切り替わり回数が多く、映像が滑らかになります。
対人メインのゲームでは画面の切り替わり回数が多いことで相手よりも早く情報を掴むことができます。
動きの激しいゲームなら、映像が滑らかに動くので爽快感が増加しますね。
入力遅延が少ない
入力遅延は操作してからモニターに反映されるまでの遅延のことです。
ゲーミングモニターを使用することで自身が操作した情報が素早くモニターに現れるので、より正確な判断や操作を行えます。
格ゲー等の一瞬が勝負を別つゲームでは大きなアドバンテージになります。
関連記事:ゲーミングモニターの入力遅延とは
ゲーミングモニターのデメリット
デメリット
- 価格が高い
- 初心者には選びにくい
メリットの多いゲーミングモニターですが、デメリットも存在します。
価格が高い
ゲーミングモニターは通常モニターに比べて高額です。
メリットである「リフレッシュレート」や「入力遅延」が優れているモニターほど、高価なゲーミングモニターです。
最近では比較的安いゲーミングモニターも発売されていますが、通常モニターと比べたら高いですね。
初心者には選びにくい
大手通販サイト(Amazon・楽天市場)やメルカリ・ヤフオクといった、誰でも気軽に使えるサイトで購入できますが、種類が多くて迷います。
ゲーミングモニターと謳っているだけで、通常モニター程度の性能しか持っていないモニターも販売されているため、モデルやメーカーを調べてから購入しないとハズレを引く可能性があります。
家電量販店で取り扱っている店舗もありますが、スタッフに知識がない場合もあるため、購入の際は下調べを行うことをお勧めします。
ゲーミングモニターの選び方
ポイント
- サイズ
- リフレッシュレート
- 使用しているパネル
- ゲーム用の追加機能
- 解像度
- グレア(光沢)/ノングレア(非光沢)
ゲーミングモニター選びで確認するポイントは以上の通りです。
ゲーミングモニターにも様々な種類があり、用途によって選び方が異なります。
自身のゲームプレイスタイルに合わせてゲーミングモニターを選びましょう。
サイズは24インチが最適
ゲーミングモニターのサイズは24インチがおすすめです。
PCで作業やゲームを行う場合、モニターと顔の距離が50cm程度であり、24インチモニターの適正距離が50cm~60cmです。
27インチになると60cm~70cm、29インチになると70cm~80cmと、サイズが大きくなるほど適正距離が伸びます。
24インチであれば部屋のスペースを取られないため、小さい部屋でも扱いやすいです。
リフレッシュレート144Hzがおすすめ
ゲーミングモニターでおすすめなリフレッシュレートは144Hzです。
テレビや通常モニターのリフレッシュレートは60Hzなので、2倍以上の画面書き換えが発生し滑らかな映像を楽しめます。
対人ゲームでは60Hzモニターを使用している人よりも有利に立ち回ることが出来ますね。
240Hzのゲーミングモニターも発売されていますが、240fpsを出せるPCスペックが必要で、140Hzゲーミングモニターよりも高額です。
関連記事:144Hzゲーミングモニターの設定方法
パネルはTN/IPSがおすすめ
ゲームジャンルによっておすすめなモニターは異なりますが、TNパネルかIPSパネルがおすすめです。
ゲーミングモニターに採用されているパネルには「TNパネル」「VAパネル」「IPSパネル」の三種類があります。
TNパネルは応答速度・リフレッシュレートに優れているパネルで、最も安く購入できるゲーミングモニターです。
FPS/TPS、アクションゲームといったリフレッシュレートを優先するゲームに最適です。
IPSパネルは視野角が広く、鮮やかな色の表現が得意なパネルです。
綺麗な映像を映し出すことが出来るため、グラフィックに力を入れているゲームやムービーが美しいRPGをプレイする方に最適です。
最近では応答速度が早く、リフレッシュレートの高いモニターも販売されているため、FPS/TPSでも使えます。
ただし、IPSパネルを採用したモニターは他パネルを採用したモニターよりも高いです。
※ゲーミングモニター パネル記事へリンク
ゲームモードの有無を確認する
ゲーミングモニターにはゲームモードが搭載されているモデルがあります。
「暗闇での視認性を向上させる機能」や「ゲーム用に映像を最適化する機能」「バックライトを軽減して目の疲れを軽減させる機能」など、メーカーによって搭載されている機能が異なるのでチェックしましょう。
高額モニターには搭載されている傾向が高いですね。
解像度(4K/WQHD/フルHD)はPCスペックに応じて
解像度は画面に表示されるドットの数で、多くなるほど美麗な映像を楽しめます。
高解像度・高リフレッシュレートでゲームをプレイするには高いPCスペックが必要になるため、自身のPCスペックに合わせて解像度を選びましょう。
フルHD(1920x1080)が最も採用されている解像度で、PCへの負荷も少ないです。
高スペックなPCを使用している方であれば、WQHD(2560x1440)や4K(3840x2160)がおすすめです。
ただし、4Kを採用する場合24インチのモニターでは高解像度の恩恵をあまり得られないので、大型モニターをおすすめします。
ノングレアなら映り込みを抑える
ノングレアは光の反射や映り込みを抑える加工がされているモニターです。
加工がされているため、明るさの強い部屋でも使うことができます。
目が疲れにくい効果があるので、長時間ゲームをプレイしても疲労度が溜まりにくくおすすめです。
関連記事:ゲーミングPCのグレア/ノングレア