ガレリア XA7C-R70Sのレビューをしていきます。
ガレリア XA7C-R70SはRTX 2070 SUPER搭載のハイエンドモデルです。
RTX30シリーズが発売され、それらに比べ性能はやや劣るものの、価格が以前より下がっています。
ここではガレリア XA7C-R70Sにどの程度のゲーミング性能があるのか検証していきます。
レビュー項目
- 外観:サイズ、入出力ポート、排気口の位置など
- スペック検証:ベンチマークソフトによる検証
- 総評:性能、価格からコスパの良さ、おすすめ度を決定
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。
ガレリア XA7C-R70Sの外観構造
ガレリア XA7C-R70Sの外観・内部構造の特徴は以下の4点。
- 本体サイズは220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm
- 入出力ポートは前面上部と背面に多数
- 光学ドライブ(DVD)なし(カスタマイズ注文で追加可能)
- Wi-Fi・Bluetoothは非搭載(カスタマイズ注文で追加可能)
ガレリア XA7C-R70Sはのケースサイズは「220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm」と大きく、排熱を考慮したスペースの確保が必要です。
入出力ポートは前面上部・背面に多数あるので、USBメモリなどちょっとしたものは前面に、挿しっぱなしにする機器は背面に接続すると良いでしょう。
デスクトップPCのため有線でのインターネット接続を前提としていますが、注文時のカスタマイズによりWi-Fiを搭載して購入することもできます。
またガレリア XA7C-R70Sには光学ドライブが搭載されておらず、DVDやBlu-rayを読み込むことはできません。
必要に応じてカスタマイズで追加するか、外付けデバイスを使用する必要があるでしょう。
ガレリア XA7C-R70Sの正面
上面はすべて排気口になっています。
机の上に置くには圧迫感のあるサイズで、デスク足元かデスク横に置くのが良いでしょう。
光学ディスクドライブは非搭載ですが、正面ロゴ上に光学ドライブ取り付け箇所があります。
カスタマイズで追加すると、この部分が光学ドライブになります。
前面上部には以下の入出力ポートがあります。
- USB 3.2 Gen1 Type-A ×4
- イヤホン
- マイク
前面上部のUSBポートは4つあるので、頻繁に抜き差しするスマホに加え、マウス・キーボード・ゲームパッドのレシーバーを取り付けても良いでしょう。
正面上部に入出力ポートが集約されているので、PCを床置きした場合でも座りながらの抜き差しがしやすいです。
ガレリア XA7C-R70Sの背面
ガレリア XA7C-R70Sの背面には多数の入出力端子、排気口があります。
背面はできるだけ壁から離して設置しましょう。
ケース本体左側がクリアサイドパネルになっており、動作中も内部の確認が可能です。
サイドパネルを外す際のネジも本体背面にあります。
ガレリア XA7C-R70Sの背面には以下のポートが搭載されています。
- USB2.0 ×2
- USB 3.2 Gen1 Type-A x2
- USB 3.2 Gen2 ×2(Type-A×1+Type-C×1)
- マウス/キーボード用接続ポート
- 有線LANケーブル接続
- スピーカー出力
上部にはHDMI・D-DVI・Displayportの接続も見えますが、ガレリア XA7C-R70Sではグラフィックボードからモニター出力するため使いません。
ここに接続してしまい、モニターが表示されないトラブルもよくありますので注意しましょう。
外部出力は下方にあるグラフィックボードに接続する必要があります。
- HDMI ×1
- Displayport ×3
これらを同時に接続(DisplayportとHDMIなど)することで、マルチディスプレイで使用することもできます。
ガレリア XA7C-R70Sの内部
ガレリア XA7C-R70Sのサイドパネルを外した内部構造です。
以前のガレリアシリーズに比べ、かなりスッキリとした内部構造になっています。
配線はほぼすべてケース右側面側へ、電源ユニットはケース下部のボックス部に収まっており、電源ユニットも右サイドパネルを外すと見えます。
カスタマイズのゆとりも確保されていますが、グラフィックボード交換の際はサイズ確認したほうが良いでしょう。
ガレリア XA7C-R70Sのベンチマーク実測値
ガレリア XA7C-R70Sを様々なベンチマークソフトで実測値計測してみました。
- 3DMARK:グラフィック性能計測
- VRMARK:VR性能計測
- PCMARK:PCの総合性能
- FF14:FF14がどんな環境で動作できるか
- FF15:高負荷PCゲームがどの環境で動作するか
- DQ10:要求スペックの低いドラクエ10でどんな性能を発揮するか
それぞれのベンチマークは以上の内容の目安となります。
ガレリア XA7C-R70Sの3DMarkベンチマークスコア
ガレリア XA7C-R70Sの3DMark TimeSpyでのベンチマーク計測結果は9905でした。
3DMark TimeSpyでの計測結果はとても高く、「Core i7-10700」と「GeForce RTX 2070 SUPER」の組み合わせがバランスよく高いグラフィック性能を発揮することがわかります。
ガレリア XA7C-R70Sの3DMarkベンチマークスコアを他スペックのゲーミングPCと比較したグラフです。
2021年の最新ゲーミングPCの平均値を大きく上回るスコアを獲得できていることがわかります。
飛躍的な性能進化を遂げたRTX30シリーズと比較すれば性能は下回りますが、RTX 2070 SUPER搭載のガレリア XA7C-R70SでもPCゲームで困るシーンは無さそうです。
FF14、フォートナイト、PUBG、APEXなどオンライン対戦ゲームもプレイなスコアです。
ガレリア XA7C-R70SのVRMarkベンチマークスコア
ガレリア XA7C-R70SのVRMarkでのベンチマーク計測結果は12351でした。
VRMarkはVRゲームがプレイできるかどうか調査するベンチマークソフトです。
VRMarkによるVRゲームプレイ可否の判断基準は5000であり、VRMarkのスコアが5000以上ならVRゲームプレイ可能な「VR Ready」の扱いとなります。
ガレリア XA7C-R70Sは12351ですので、VRゲームもプレイ可能な性能です。
VR Readyの2倍以上のスコアが獲得できているので、VRゲームで問題が生じる可能性はないでしょう。
ガレリア XA7C-R70SのPCMarkベンチマークスコア
PCMarkは一般的なPCアプリケーションを実行する上でのパフォーマンスを計測するベンチマークソフトです。
PCアプリケーションとは、「ネットサーフィン・オフィスソフト・動画視聴」などを指し、それぞれのスコアが表記されています。
PCMarkのスコアは6934であり、一般PCを大きく上回る性能を持っていることがわかります。
ガレリア XA7C-R70Sなら、一般的な用途でスペックに問題が生じることはまずなさそうです。
ガレリア XA7C-R70Sのファイナルファンタジー14ベンチマークスコア
ガレリア XA7C-R70SにてFF14漆黒のヴィランズVerのベンチマークスコア(DirectX 11)は19008で非常に快適でした。
計測条件はフルHD(1920×1080)の最高品質設定でフルスクリーンモードです。
FF14はMMORPGの中でも高いグラフィックを誇るゲームであり、FF14が快適に動作するなら他のMMORPGも快適に動作します。
ガレリア XA7C-R70Sでは、今後のアップデートも含めFF14が快適にプレイできるでしょう。
ガレリア XA7C-R70Sのファイナルファンタジー15ベンチマークスコア
ガレリア XA7C-R70SにてFF15のベンチマークスコアは9975で、快適の評価でした。
計測条件はフルHD(1920×1080)高品質のフルスクリーンモードです。
今からFF15のためにゲーミングPCを購入する方は少ないと思いますが、FF15のPC版はその要求スペックのあまりの高さからネタにされるほど。
一方でFF15のベンチマークソフトで高いスコアが出れば、他のPCゲームのほとんどで快適にプレイできると考えられます。
PC版FF15の高品質設定は非常に負荷が高いため、MODを使ったPCゲームプレイができるかどうかの目安にもなります。
こちらはそれぞれ、WQHDと4Kでのベンチマークスコアです。
WQHD(2560×1440)のフルスクリーンでは、7675の快適評価を得られました。
一方4K(3840×2160)のフルスクリーンでは、4377の普通評価に留まりました。
以上の結果から、ガレリア XA7C-R70Sでは最新のPCゲームでもWQHD出力程度でのプレイが快適であることがわかります。
ガレリア XA7C-R70Sのドラゴンクエスト10ベンチマークスコア
ドラクエ10はゲーミングPCではない通常PCでもプレイできるぐらい軽いゲームです。
ここまでのベンチマーク結果で高い評価を得られたガレリア XA7C-R70Sでは、当然最高品質で快適にプレイができます。
混雑した町や激戦の戦闘でもしっかり動作するでしょう。
ガレリア XA7C-R70Sのレビュー総評
ガレリア XA7C-R70Sのレビューを紹介しました。
RTX30シリーズのグラフィックボードがリリースされ、それ以下のグラフィックボードの立ち位置が気になる方もおられるでしょう。
RTX30シリーズは性能が飛躍的にアップされ、コストパフォーマンスもとても優れています。
しかしRTX30シリーズ搭載のゲーミングPCはどれも20万円を超えますし、発売直後であることやコロナの影響もあり市場在庫が品薄傾向にあります。
RTX30シリーズが安定して購入できるようになるのは2021年以降となるでしょう。
RTX 2070 SUPER搭載のガレリア XA7C-R70Sは、税込¥165,000円程度で購入できます。
性能も最新ゲームをWQHDで楽しめるほど高いので、性能・安さの面からまだまだおすすめの1台と言えるでしょう。
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。