Magnate IMのレビューをしていきます。
Magnate IMは「Core i5-12400」を搭載した一般向けPCであり、ゲーミングPCではありません。
ここでは一般向けPCのMagnate IMにはどの程度のゲーミング性能があるのかを検証していきます。
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。
Magnate IMの外観構造
Magnate IMの外観特徴
- デスク上にも置けるミドルタワー
- 8箇所のUSBポート(前面4/背面6)
- DVDスーパーマルチドライブ搭載
- Wi-Fiなし
- Bluetoothなし
Magnate IMはミドルタワーで、ケースサイズは「190(幅)×420(奥行き)×360(高さ) mm」。
デスク上に設置しても圧迫感がありません。
USBポートは8箇所備えられていて、前面にはUSB3.0が2つです。
前面のUSBポートは中段あたりに備えられているので、足元に設置するとやや低く使いにくいです。
光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブが標準搭載されています。
Wi-Fi・Bluetoothは搭載されていませんが、カスタマイズで増設可能です。
正面・上部構造と入出力ポート
Magnate IMは本体の高さがないこと、USBポートや光学ドライブの位置から、デスク上やラックに置いた方が快適に利用できます。
PC本体上部は排気口になっていないので、多少の備品ならば上に設置しても問題はありません。
前面中段には以下の入出力ポートがあります。
- USB 3.0 x2
- オーディオアウト / イン
前面中段のUSBポートは2つなので、頻繁に抜き差しするスマホや、マウス・キーボードのレシーバーを取り付けると便利です。
背面構造と入出力ポート
Magnate IMの背面には多数の入出力端子、排気口があります。
背面はできるだけ壁から離して設置しましょう。
ケース本体左側は排気口が設置されているので、壁から離して設置する必要があります。
サイドパネルを外す際のネジは本体背面にあります。
Magnate IMの背面には以下のポートが搭載されています。
- USB 2.0 ×4
- USB 3.2 GEN2 Type-A ×2
- 有線LANケーブル接続
- スピーカー出力
- マウス/キーボード用接続ポート
- HDMI ×1
- Displayport ×3
- D-Sub ×1
Magnate IMではグラフィックボードが搭載されていないので、映像出力は直接こちらのポートに接続します。
同時に接続(DisplayportとHDMIなど)することで、マルチディスプレイで使用することもできます。
Displayportの方が出力性能が高いです。
ケース内部構造
Magnate IMのサイドパネルを外した内部構造です。
オーソドックスなタワーケースなので、左側面のサイドパネルを外せばパーツが確認できます。
後からカスタマイズする際は事前にパーツの設置スペースと電源容量を確認しましょう。
Magnate IMのベンチマーク実測値
Magnate IMを様々なベンチマークソフトで実測値計測してみました。
- 3DMARK:グラフィック性能計測
- VRMARK:VR性能計測
- FF14:FF14がどんな環境で動作できるか
- FF15:高負荷PCゲームがどの環境で動作するか
- DQ10:要求スペックの低いドラクエ10でどんな性能を発揮するか
更にベンチマークソフトはありませんが、スコアを踏まえFPSゲームのプレイ環境検証を行います。
3DMark ベンチマーク
Magnate IMの3DMark TimeSpyでのベンチマーク計測結果は716でした。
Magnate IMはグラフィックボードが搭載されておらず、グラフィック処理はインテル UHDグラフィックス730で行います。
予想はしていましたがグラフィック性能はとても低く、CPUスコアの高さだけが目立ちます。
VRMark ベンチマーク
Magnate IMのVRMarkでのベンチマーク計測結果は1,123でした。
VRMarkはVRゲームがプレイできるかどうか調査するベンチマークソフトです。
VRMarkによるVRゲームプレイ可否の判断基準は5000であり、VRMarkのスコアが5000以上ならVRゲームプレイ可能な「VR Ready」の扱いとなります。
Magnate IMは1,123ですので、VRゲームはプレイできません。
ただしVR動画はこのスコアと関連がなく、Youtube動画の視聴ができるスペックなら対応しているので、VR動画視聴は可能です。
ファイナルファンタジー14 ベンチマーク
Magnate IMにてFF14 暁月の終焉Verのベンチマークスコア(DirectX 11)です。
計測条件は最も低いフルHDの標準品質です。
この設定で「設定変更を推奨」の評価であり、スコアもとても低いため、Magnate IMではFF14のプレイは不可能です。
ファイナルファンタジー15 ベンチマーク
Magnate IMにおける、FF15の解像度別ベンチマークスコアです。
うえのFF14のベンチマークで良い評価が得られなかったので当然ですが、FF15でも最も低い設定で動作困難の評価でした。
Magnate IMではFF15はもちろん、最新の高グラフィックゲームはプレイできないと考えましょう。
ドラゴンクエスト10 ベンチマーク
ドラクエ10はゲーミングPCではない通常PCでもプレイできるぐらい軽いゲームです。
一般向けPCのMagnate IMでも最高品質で普通、標準品質で快適の評価が得られました。
このベンチマーク結果から、Magnate IMではドラクエ10のような低スペックゲームはなんとかプレイできる程度のゲーミング性能であると言えます。
マインクラフトはMODを導入しなければプレイできるでしょう。
FPSゲーム(APEX・フォートナイトなど) ベンチマーク
FPSではグラフィックボードが必須であり、グラフィックボード非搭載のMagnate IMではプレイ不可能です。
Magnate IMのレビュー総評
Magnate IMのレビュー検証結果をまとめると以下の通りです。
✔ デスク上やラックでの設置で利便性が高い
✔ ネットサーフィンや動画視聴は快適
✔ マインクラフトはプレイ可能なのでお子様向けに最適
✔ FPSゲームはプレイできない
Magnate IMはグラフィックボードを搭載しない一般向けPCですが、ドラクエ10やマインクラフトなど高いスペックを要求しないゲームはプレイ可能です。
メモリが16GB、CPUは高性能なのでインターネットやYoutube動画視聴などの普段使いは快適サクサクです。
価格が安くコスパが高いことが大きなポイントなので、お子様向けや仕事や学校でパソコンを使いたい方におすすめの1台です。
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。