AMD製CPU「Ryzen 5 2600」に「GeForce GTX1070 Ti」を搭載したミドルスペックゲーミングPC『ガレリア RV5』の実機をレビュー!
実機を使って使用感や、各ゲームのベンチマークソフトを使って実測値を計測してみました。
外観、内部構造、ゲームのベンチマーク実測、VR対応力のベンチマーク実測を行い、同等機種のゲーミングPCとの比較やガレリアRV5の総評をまとめています。
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。
ガレリアRV5の外観・内部構造
ガレリアRV5の正面
正面は上部にディスクドライブがある。
各種入出力ポートは正面と背面両方に存在するが、正面は
USB3.0×2、SDカード挿入口(SD/MicroSD)、イヤホン/マイクのジャック、リセットボタン、電源ボタン
が存在する。
これらのポートが正面の「中段」にあるのがポイントで、私が現在使用しているモデルはポートが本体上部にあるため、ケーブルが垂れさがり邪魔になるし、座った状態で抜き差ししにくい事を考えると、使いやすい。
SDカードをMicroと合わせて直差しできるのも嬉しいポイントで、デジカメやドライブレコーダー、カーナビのSDカードを管理しやすい。
全体の大きさはXVやXZと比べると一回り小さいので、省スペースに適している。
ガレリアRV5の側面
これまで当サイトでレビューをしたXVやXZと違い、上部の排気口がないため、外付けHDDなど小物を置きやすくなっている。
壁に寄せて配置すると排気口を塞いでしまう可能性があるため、壁にベタ付けでの設置は避ける必要がある。
増設したHDDやヘッドホン、ゲームパッドなどPC関連品は背面に接続し、上面に設置して使用が可能。
ゲームパッドなど使わない時に上に置いておいてもよい。
ガレリアRV5の背面
背面上部にはUSB2.0×2、マウス/キーボード用ポート、USB3.0×4、LANポート、オーディオジャック
が存在する。
ここにはDVIやHDMIなどのポートもあるが、ガレリアRV5ではモニターをグラフィックボードに接続するため使用しない。
わかりやすくフタがされているので、外す必要はない。
USBポートは計6個あるが、USB3.1Gen2(水色のポート)はない。
USB3.1Gen2は「10Gbit/s」と超高速のデータ転送が可能なので、頻繁に大容量のデータ転送を行う場合は少しネックになるポイントである。
背面下部を見るとモニターへの出力をするグラフィックボードの出力ポートがある。
DVI×1、HDMI×1、DisplayPort×3
が存在する。
DVIとHDMIなど、同時に複数のモニターを接続してデュアルモニターとして使用する事も可能。
背面最上部に電源プラグ接続口とメインスイッチがある。
ガレリアRV5の内部構造
内部構造はオーソドックスなタイプになっているが、XVやXZと比べてケースが小さいため、内部も少し狭い。
SSD/HDD、ディスクドライブの増設用ドック増設可能だが、空きドックが少ないのでいくつも増設する事はできない。
SSD/HDDが1枠、ドライブが1枠の増設が可能になっている。
ただどのみち電源容量が500Wなので、電源そのままでは多く増設するのは厳しく、影響は少ないと思われる。
グラフィックボードが下部に、電源ユニットが上部に取り付けられている。
ガレリアRV5のベンチマーク実測値
3DMarkの実測値
最も有名なベンチマークソフト「3DMark」でのベンチマークスコアは6,489でした。
目安として4KのゲーミングPCのスコアが6733である事を考えると、普通のモニターでPCゲームをプレイするには十分なスペックを持っている事がわかる。
このスコアは以前実計測したガレリアXV(GTX1070Ti搭載でスコア6,783)と比較すると若干低いが、価格差を考えるとコスパ面で優れている方が際立つ。
VRMarkの実測値
VRMarkは、VRデバイスを持っていなくてもVRゲームがプレイできるかどうかスコアで判断できるベンチマークソフト。
スコアが5,000を上回っていれば「VR Ready」と判断できる。
ガレリアRV5は8,455というスコアを叩き出しているので、VRゲームも快適にサクサク遊べることを意味する。
同じGTX1070Ti搭載のガレリアXVより若干スコアが低いが、それでもVR Readyの数値内での差である事と、価格差を考えればかなり良いスコアである。
ファイナルファンタジー14の実測値
FF14のベンチマークでは、最高品質設定で15,393という文句無しのスコアだった。
FF14は他ゲームに比べグラフィックもかなり綺麗で、要求スペックも低くない。
FF14でこのスコアが出るなら、ほぼ全てのオンラインゲームは問題なくプレイできると判断して良い。
ファイナルファンタジー15の実測値
FF15は最も要求スペックが高いゲームの1つであり、ゲーミングPCのマシンスペックを測るには良い目安となる。
FF15のベンチマークスコアは高画質設定で7,164の快適評価であり、最高峰のグラフィックを要求されるゲームにおいても問題なくプレイできる事がわかる。
ちなみに標準画質設定では
スコアは8,852とこちらも快適評価を得られた。
非常に快適の評価が得られなかったのは残念ではあるが、このゲームは本当に要求スペックが高いため、ミドルスペックPCでこの評価なら十分納得の結果である。
ドラゴンクエスト10の実測値
ドラクエ10は要求スペックが低いですから、最高品質で18,000超えのハイスコア。
ドラクエ10は文句なしでどんな環境でもプレイできる。
ドラゴンズドグマオンラインの実測値
ドラゴンズドグマオンラインでも最高品質においてかなりのスコアが出ているので、他ゲーム同様です。
ガレリアRV5の総評
AMD製CPUを採用したゲーミングPCはintel製を採用したゲーミングPCと比較すると価格が少し安く、それに伴いスペックもやや低いというイメージがあった。
今回の実計測では確かにその面はあったが、コスト差よりスペック差が大きくなく、予算によってはAMD製CPUを採用したゲーミングPCも全然アリだと感じる事ができた。
特にFF14やドラクエ10、PUBG、フォートナイトなど流行のゲームは非常に快適にサクサク遊べるので、安いならそれに越した事はない。
ゲーミングPCを選ぶ上で一番勿体ないのは、オーバースペックのマシンを買う事なので、コストが抑えられるのは大きい。
今回の計測で比較例として挙げた「同じGTX1070Tiを搭載したガレリアXV」と比べると、価格は2万円以上も安い。
ただしSkylimやCities:skylineなどMODをたくさん同時に動作させるのは厳しいと思うが、これはどのミドルスペックPCにも言える事で、それをするならハイスペックPCを買うしかない。
以上の事から、ガレリアRV5はゲーミングPC初心者~中級者のコストを抑えたい方にとてもおすすめのモデルである。
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。