ドスパラのガレリアGCR1660TGF-QC-Gは、インテルと共同設計された「ゲーミング」と「プライベート」の両方で快適に使える軽量薄型ゲーミングノートPCです。
ガレリアGCR1660TGF-QC-Gは15.6インチと大きな画面でありながら、重さ1.87kgと超軽量なので持ち運びにも最適です。
家ではゲーミングノートPCとして、外出先ではプライベートや仕事用としてカフェで使うにも適しているモデルです。
バッテリーはカタログスペックですが最大10時間持続します。
CPUはCorei7であるし、メモリは16GBでSSD搭載なので普段使用にはこのスペックだけで文句無しであることがわかりますから、ここではゲーミングPCとしてどれぐらいのスペックであるのか、実機を使って検証してみました。
レビュー項目
- 外観:サイズ、入出力ポート、排気口の位置など
- スペック検証:ベンチマークソフトによる検証
- 総評:性能、価格からコスパの良さ、おすすめ度を決定
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。
ドスパラ ガレリア GCR1660TGF-QC-G の外観・内部構造
ガレリア GCR1660TGF-QC-Gの正面
サイズは356.4(幅)×233.66(奥行き)×20.5(高さ)mm。
重さはバッテリー込みで1.87kgの超軽量ノートPCです。
モニターは144Hzの高リフレッシュレート。
光学ドライブは非搭載なので、必要な場合は外付け光学ドライブ(2000円程度)を用意しておくと良いでしょう。
キーボードにはRGB-LEDのバックライトが自由に設定可能です。
キーは最新の光学式スイッチですから、しっかりゲーミング操作も快適に行えますね。
Steamは最初からインストールされています。
ガレリア GCR1660TGF-QC-Gの側面
ガレリアGCR1660TGF-QC-Gの左側面には
- ケンジントンロック
- USB3.1(TypeA/Gen2)×1
- マイク、イヤホンジャック
右側面には
- マルチカードリーダー(SD/SDHC/SDXC)
- USB3.1(TypeA/Gen1)×2
が用意されています。
USBポートが多めに設定されているので、外付けデバイスやスマートフォンも同時に接続可能ですし、ゲーミングデバイスも複数同時に使用できます。
ガレリア GCR1660TGF-QC-Gの背面
ガレリア GCR1660TGF-QC-Gの背面には
- USB TypeC 3.1Gen2 ×1
- HDMI出力ポート
- 有線LANポート
- 電源
が用意されています。
HDMI出力があるので、15.6インチでは物足りない!という方はもっと大きなモニターに映像を出力してゲームを楽しむこともできます。
裏面はほとんどのノートPC同様排気口ですので、布団やじゅうたんの上など、熱がこもる場所の上では使用しないようにしましょう。
ドスパラ ガレリア GCR1660TGF-QC-Gのベンチマーク実測値
ガレリアGCR1660TGF-QC-Gを様々なベンチマークソフトで実測値計測してみました。
- 3DMARK:グラフィック性能計測
- VRMARK:VR性能計測
- FF14:FF14がどんな環境で動作できるか
- FF15:高負荷PCゲームがどの環境で動作するか
- DQ10:要求スペックの低いドラクエ10でどんな性能を発揮するか
それぞれのベンチマークは以上の内容の目安となります。
ガレリアGCR1660TGF-QC-Gの3DMarkベンチマークスコア
ゲーミングPCの3Dグラフィック性能を計測する、最もオーソドックスなベンチマークソフト「3DMark」でガレリアGCR1660TGF-QC-Gのグラフィック性能を計測。
グラフィックススコアは2,932で、これはVRゲームプレイ可能なゲーミングPCより少し下のスコアです。
最近の傾向ではデスクトップのミドルスペックが5000~7000のスコアであることを考えると、ガレリアGCR1660TGF-QC-Gはカジュアルライト寄りのゲーミングノートPCであると考えられます。
このスコアじゃ満足にゲームが遊べないの?というと、そういうわけではありません。
MODを導入するなど負荷の高いゲームは厳しいですが、Steamなどで販売されているゲームを普通に遊ぶには十分すぎるスコアです。
ガレリアGCR1660TGF-QC-GのVRMarkベンチマークスコア
ゲーミングPCのVR対応を計測する、3DMarkのVR版と言えるベンチマークソフト「VRMark」でガレリアGCR1660TGF-QC-GのVR性能を計測。
VRMarkでの計測スコアは3974です。
VRMarkによるVRゲームプレイ可否の判断基準は、VRMarkのスコアが5000以上ならVRゲームプレイ可能な「VR Ready」のゲーミングPCだと判断できます。
ガレリアGCR1660TGF-QC-Gは5000に届いていないため、VRゲームのプレイはちょっと厳しいようです。
VRゲームは厳しくても、VR動画はPCスペックが必要ありませんから、視聴可能です。
ガレリアGCR1660TGF-QC-Gのファイナルファンタジー14ベンチマークスコア
FF14の最新拡張パッケージである漆黒のヴィランズVerのベンチマークソフトで、ガレリアGCR1660TGF-QC-GのFF14適応性を計測。
FF14はMMORPGの中ではほどほどにグラフィック性能を要求されるゲームであり、低スペックのPCでは快適に動作しません。
カクカクして動かなかったり、範囲攻撃の表示がタイムラグによって回避してるはずが当たってしまったり…というように、ゲームプレイに弊害が生じます。
ガレリアGCR1660TGF-QC-Gでは、最高画質+フルスクリーンの最も負荷の高い設定において、7629の非常に快適という評価が得られました。
このスコアであれば一瞬の判断が必要なエンドコンテンツにもどんどんチャレンジしていけますし、超綺麗なグラフィックで最高のストーリーを楽しむこともできます。
ガレリアGCR1660TGF-QC-Gのファイナルファンタジー15ベンチマークスコア
FF15のベンチマークソフトによって、ガレリアGCR1660TGF-QC-Gの適応性を計測。
FF15のベンチマークソフトは、高負荷ゲームがプレイ可能かどうか測るのにちょうど良い目安となります。
FF15のベンチマークでは標準品質でも普通の評価でした。
このスコアからは、やはりMODを使ったゲームプレイは厳しいことが伺えますが、Steamで購入できるゲームを普通にプレイするだけなら、どんなゲームも問題なく遊べるでしょう。
ガレリアGCR1660TGF-QC-Gのドラゴンクエスト10ベンチマークスコア
ドラクエ10はゲーミングPCではない通常PCでもプレイできるぐらい軽いゲームです。
グラフィックボードを搭載したガレリアGCR1660TGF-QC-Gでは、当然サクサク快適に動作するので、ドラクエ10をプレイしたい方は全く問題ないでしょう。
混雑した町や激戦の戦闘でもしっかり動作するスコアですね。
ドスパラ ガレリア GCR1660TGF-QC-Gの総評
ドスパラのガレリアGCR1660TGF-QC-Gは、ゲームでもプライベートでも快適に使うことをコンセプトにしたゲーミングノートPCです。
プライベートな持ち歩きも想定しているのでとても軽量で、バッテリー含め2kgありません。
ゲーミングPCとしての性能はカジュアル~ミドルの中間程度のスペックとなっており、VRゲームやMODを使った高負荷のゲームプレイは難しいものの、FF14など比較的負荷の高いオンラインゲームでは最高画質でしっかりとしたスコアが得られました。
以上のことから、ツールやMODを使ったゴリゴリのPCゲーマーにはスペックが物足りないものの、普段使い+ちょっとゲームが遊びたい方にはちょうど良いゲーミングノートPCだと思います。
特に高校生、大学生で学校の課題でも使えるノートPCをお探しの方におすすめしたいモデルですね。
ガレリアGCR1660TGF-QC-Gの総評まとめ
普段使いとゲーミングを両立したい、軽くて持ち運びに最適なカジュアルゲーマーにおすすめのゲーミングノートPCです。
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。