GALLERIA RL5R-G50Tのレビューをしていきます。
GALLERIA RL5R-G50Tは税込10万円以下で購入できるエントリーモデルのゲーミングノートPCです。
ここではGALLERIA RL5R-G50Tのゲーミング性能を実機を使って検証していきます。
レビュー項目
- 外観:サイズ、入出力ポート、排気口の位置など
- スペック検証:ベンチマークソフトによる検証
- 総評:性能、価格からコスパの良さ、おすすめ度を決定
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。
GALLERIA RL5R-G50Tの外観・内部構造
GALLERIA RL5R-G50Tの外観・内部構造の特徴は以下の3点です。
- ディスプレイサイズは15.6インチ(120Hz)
- 最薄部わずか19.9mmの極薄ボディ
- 重量約1.9kgの軽量設計
- Wi-Fi 6 AX201NGWを搭載し、高速無線通信が可能
GALLERIA RL5R-G50Tのディスプレイはリフレッシュレート120Hz対応なので、ノートPCながら快適なゲームプレイが可能です。
有線でのインターネット接続も可能ですが、超高速なWi-Fi 6 AX200を備えているため、無線接続でオンラインゲームのプレイも快適です。
高性能なゲーミングノートPCですが、軽量薄型を実現しており、持ち運びにも適しています。
天板・キーボード
本体サイズは「359.8(幅)× 243(奥行き)× 20.5(高さ) mm」
重さはバッテリー込みで約1.9kgです。
一般的な15.6インチサイズよりひと回りコンパクトで、持ち運びにも使用できます。
光学ドライブは非搭載なので、必要な場合は外付け光学ドライブ(2000円程度)を用意しておくと良いでしょう。
ディスプレイはノングレア(非光沢)です。
15.6インチと自宅で使用するにはやや小さく感じますが、HDMI2.0による出力機能が搭載されているので、「自宅では大型モニターに出力して疑似デスクトップとして使用」も可能です。
本体の液晶モニターもリフレッシュレート120Hzに対応しているので、FPSやMMOはもちろん、高グラフィックゲームでも滑らかな描写が可能です。
キーボードにはメンブレンキーボードを採用し、RGB LEDが搭載されています。
側面・入出力ポート
GALLERIA RL5R-G50Tの左側面には以下のポートが搭載されています。
- ケンジントンロック
- 有線LANポート
- USB2.0 Type-A
- イヤホンジャック
- マイクジャック
GALLERIA RL5R-G50Tは入力系ポートが側面に、出力ポートは背面に搭載されています。
GALLERIA RL5R-G50Tの右側面には以下のポートが搭載されています。
- SDカードリーダー(SDXC対応)
- USB 3.2 Gen1 Type-A ×2
SDカードリーダーが標準搭載されているので、デジカメやビデオカメラで撮影したデータを取り込む際に便利です。
USBポートは左右合計3つですから、外付デバイスを接続するには十分でしょう。
背面・底面
GALLERIA RL5R-G50Tの背面には以下のポートが配置されています。
- 電源
- miniDP1.2/1.4 x1
- USB 3.1 Gen2 Type-C
- HDMI2.0
GALLERIA RL5R-G50Tは主に出力系ポートを背面に配置しているので、疑似デスクトップとして使用する際にも配線が邪魔になりにくいです。
GALLERIA RL5R-G50Tの裏面は全体的に排熱口が備えられています。
ノートPCは排熱口を備える面が少なく、裏面が全体的に排熱構造になっている事が多いです。
そのため、布団の上や絨毯の上など排熱口を塞いで使用すると熱暴走に繋がります。
テーブルの上では背面が少し底上げされる形で排熱処理をするので、裏面を塞がないようにして使用しましょう。
GALLERIA RL5R-G50Tのベンチマーク実測値
GALLERIA RL5R-G50Tを様々なベンチマークソフトで実測値計測してみました。
- 3DMARK:グラフィック性能計測
- VRMARK:VR性能計測
- FF14:FF14がどんな環境で動作できるか
- FF15:高負荷PCゲームがどの環境で動作するか
- DQ10:要求スペックの低いドラクエ10でどんな性能を発揮するか
更にベンチマークソフトはありませんが、スコアを踏まえFPSゲームのプレイ環境検証を行います。
3DMark ベンチマーク
GALLERIA RL5R-G50Tの3DMark TimeSpyでのベンチマーク計測結果は3,817でした。
GALLERIA RL5R-G50Tに搭載されるGeForce GTX 1650 Tiはカジュアル向けのGPUなので、それほど高いスコアではありません。
しかし低価格のゲーミングノートPCとしては比較的高いスコアで、幅広いPCゲームに十分対応できます。
3,817というスコアを他のゲーミングPCと比較したグラフです。
ミドルスペックほどの性能は当然出ませんが、グラフィックボード非搭載の一般ノートパソコンに比べれば、高いGPU性能を持っていることがわかります。
スコアやグラフからはやや物足りない性能に感じますが、実際に何ができるのかベンチマークソフトを使って見ていきましょう。
VRMark ベンチマーク
GALLERIA RL5R-G50TのVRMarkでのベンチマーク計測結果は5,441でした。
VRMarkはVRゲームがプレイできるかどうか調査するベンチマークソフトです。
VRMarkによるVRゲームプレイ可否の判断基準は5000であり、VRMarkのスコアが5000以上ならVRゲームプレイ可能な「VR Ready」の扱いとなります。
GALLERIA RL5R-G50Tはギリギリながら5000を上回るスコアを出しているので、VRゲームもプレイできる事がわかります。
ただしゲームのシチュエーションによっては重くなる可能性があるので、VRゲームをしっかり楽しむならも少しグラフィック性能の高いゲーミングPCを用意するべきでしょう。
ファイナルファンタジー14 ベンチマーク
GALLERIA RL5R-G50TでのFF14暁月のフィナーレVerのベンチマークスコアです。
最高品質でのスコアは9,790、高品質(ノートPC)でのスコアは12,161です。
最高品質はFF14で設定できる最高設定ですが、その設定において快適の評価が得られています。
ただノートPCで快適にサクサクプレイするなら、とても快適の評価が得られた高品質(ノートPC)設定の方がおすすめです。
ベンチマーク結果から、GALLERIA RL5R-G50TではFF14が快適に動作すると言えます。
FF14はMMORPGの中でも高いグラフィックを誇るゲームであり、FF14が快適に動作するなら他のMMORPGも快適に動作します。
ファイナルファンタジー15 ベンチマーク
GALLERIA RL5R-G50TにてFF15のベンチマーク測定を行った結果です。
エントリーモデルのゲーミングノートPCなので4KやWQHDでのプレイは不可能です。
ここではフルHDにおける標準品質・軽量品質で計測しています。
FF15はとても重いゲームなので、最新の高グラフィックゲームをプレイする指針としてこのベンチマークが利用できます。
ベンチマーク結果からFF15は画質設定を落とせば快適にプレイできることがわかります。
最新の高グラフィックゲームも設定を落とすことでプレイ自体は可能なタイトルが多いものの、今後スペックが不足するタイトルもあるかもしれません。
ドラゴンクエスト10 ベンチマーク
ドラクエ10はゲーミングPCではない通常PCでもプレイできるぐらい軽いゲームです。
ここまでのベンチマーク結果で高い評価を得られたGALLERIA RL5R-G50Tでは、当然最高品質で快適にプレイができます。
混雑した町や激戦の戦闘でもしっかり動作するでしょう。
FPSゲーム(APEX・フォートナイトなど)
GALLERIA RL5R-G50Tに搭載されている、GeForce GTX 1650 TiのFPSゲーム別の平均フレームレートです。
GALLERIA RL5R-G50Tのディスプレイは120Hzに対応しているので、100fps以上を維持できる設定が最も快適にプレイできます。
GeForce GTX 1650 TiのGPU性能はそれほど高くないため、FPSゲームはタイトルに関わらず「フルHDの標準画質または低画質」でのプレイがおすすめです。
これによりエントリーモデルのGALLERIA RL5R-G50Tでも高いフレームレートを維持することができます。
Valorantは推奨スペックが低いので標準画質でも100fps以上を維持できますが、その他のタイトルでは低画質設定でなければ100fpsを維持できません。
FPSゲームは画質設定を低くしてもそれほど大きくプレイ面へ影響しないので、設定を落とすことによりプレイが不便になる心配は無用です。
GALLERIA RL5R-G50Tのレビュー総評
GALLERIA RL5R-G50Tの実機レビューを行いました。
実機による検証からは、GALLERIA RL5R-G50Tは低価格のエントリーモデルのゲーミングノートPCですが、まずまずのゲーミング性能を備えていることが確認できました。
最新ゲームを高解像度でプレイするには性能が不足しますが、FF14を含むMMORPGやFPSゲームは問題なく快適にプレイできるでしょう。
軽量薄型で持ち運びにも最適なので、出張先や外出先での使用にもおすすめの1台です。
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。