GPU(グラフィックボード)のおすすめと選び方を紹介します。
グラフィックボードはほぼ毎年新しいモデルが発売されているため、種類があまりに多く、ゲーミングPC選びをややこしくしている一因となっています。
ここではスペック別におすすめグラフィックボードを、コスパ重視で掲載しています。
また、グラフィックボードを選ぶポイントやメーカーによる違いも解説していきます。
グラフィックボードの性能比較は下記記事を参照ください。
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GPU(グラフィックボード)の性能比較
ゲーミングPC(デスクトップ)のGPUのおすすめ
※GPUをクリックすると、そのGPUを採用したモデルで一番おすすめのゲーミングPCにジャンプします。
デスクトップゲーミングPCにおすすめなグラフィックボードは以上3つです。
それぞれ()内が対応するスペック帯です。
グラフィック性能・価格・消費電力のバランスから選出しています。
GeForce RTX 2060 SUPERについては、GeForce RTX 2070 SUPERと価格差が1万円以内でありながら性能差がある事から、選出していません。
関連記事:GPU(グラフィックボード)の性能比較【2022年最新】
ゲーミングノートPC向けGPUのおすすめ
※GPUをクリックすると、そのGPUを採用したモデルで一番おすすめのゲーミングPCにジャンプします。
ゲーミングノートPCのグラフィックボードには「Max-Qシリーズ」がおすすめです。
Max-Qシリーズは通常版より性能が少し落ちるものの、ノートPC向けに最適化されたGPUですから、ゲーミングPCながら薄型・軽量が実現できます。
ゲーミングノートPCには通常GPUを搭載したモデルも存在しますが、サイズが大きく重いため持ち運びにとても不便です。
ゲーミングPCをノートPCで済ませたい方は「場所を取りたくない」「持ち運んで使う必要がある」といった理由があるはずですから、薄型・軽量が実現できるグラフィックボードがおすすめです。
4K対応のGPUについて
4K出力対応のグラフィックボードは2022年2月現在「GeForce RTX 2070 SUPER」以上の必要があります。
これはGPU単体搭載した場合で、複数のGPUをSLI接続によって搭載することにより、GeForce RTX 2070 SUPER以上のグラフィック性能を持たせれば4K出力は可能です。
ただしGPUの複数搭載は電源消費量が大きくなり、発熱量も増えてしまいますので、4K出力でゲームをしたい方は「GeForce RTX 2070 SUPER」以上のゲーミングPCを選ぶべきです。
自作やGPU交換する場合でも、GeForce RTX 2070 SUPERを単体搭載の方が良いです。
ゲーミングPCのGPUとは
GPUとはグラフィックボードの略称で、PCのグラフィック描写性能を拡張するパーツのことです。
グラフィック性能を拡張する目的しかありませんので、それ以外の処理はすべてCPUで行われます。
グラフィック描写処理はGPUへの依存度が高いため、CPUの性能がそこそこでも、GPUの性能が高ければそのPCのグラフィック性能は高くなります。
「今使っているゲーミングPCには少し前のGPUが搭載されていて、最近性能が物足りない」
こんな方はGPUだけ交換すれば性能を飛躍的にアップさせる事も可能です。(電源容量には注意してください)
ゲーミングPCのGPUの選び方
GPUの選び方で一番わかりやすいのは、「あなたが何をしたいか」で決める方法です。
eスポーツやゲーム配信をしたいのにロースペックゲーミングPCを購入してしまうと、したい事ができません。
FF14などMMORPGしかしないのに超ハイスペックゲーミングPCを購入すると無駄とは言いませんがスペックを使いこなせません。
つまり、あなたがしたい事に丁度マッチするスペックを選ぶのが良いのです。
やりたい事に合わせたスペックは以下を参考にして考えてみてください。
スペック | できること |
ハイスペック | ・高負荷MODの複数導入 ・ゲーム+動画撮影or配信 ・イラストやCGの作成 ・eスポーツ参入 |
ミドルスペック | ・MOD少数導入 ・撮影or配信せず全ゲームの快適プレイ ・やりたい事が決まってないが後で後悔したくない |
ロースペック | ・とにかく安くゲーミングPCを買いたい ・FF14やドラクエ10などMMORPGをプレイしたい ・ブラウザゲームなど軽いゲームをプレイしたい |
NVIDIA製グラフィックボードの特徴
NVIDIAのグラフィックボードはGeForceシリーズです。
GPUのシェアのほとんどを占めており、性能とコストのバランスも抜群です。
ハイエンド~ロースペックまで幅広く展開しており、性能もちょうど良いため最もおすすめのGPUメーカーです。
新商品が発売されるたびに大幅なコストダウン、性能アップに成功していますが、消費電力は増え続けています。
そのためゲーミングPCの電源容量は毎年のように大きくなっていますが、グラフィック性能アップと消費電力の関連性が高いので仕方がないとも言えます。
AMD製グラフィックボードの特徴
AMD製のグラフィックボードはRadeonシリーズです。
Radeonを採用したゲーミングPCはGeForceに比べ圧倒的に少なく、まだまだこれからのメーカーです。
AMDのCPUがここ数年飛躍的な性能アップに成功していることから、今後GPUの飛躍的進化も期待できます。
現状でもRadeonはGeForceに比べ若干価格が安い(1万円も差はない)ため、コスト重視であれば選択肢に入りますし、性能が悪いわけでもありません。
シェア数が少ないため認知度も低く、今後に期待のグラフィックボードと言えます。
AMDとNVIDIAの違い
NVIDIAはグラフィックボード(GeForce)やディスプレイなど「映像出力」に特化したメーカーです。
AMDはグラフィックボード(Radeon)だけでなく、CPU(Ryzen)も取り扱う「プロセッサー&グラフィックス」に特化したメーカーです。
特徴の違う2つのメーカーですが、それぞれが発売するGPUにそこまで大きな差はありません。
特にRadeonを選択するなら、CPUはAMDのRyzenを採用した方が相性がよく高い性能を発揮します。
一方NVIDIAはCPUにIntel Coreを採用することが多いです。(Ryzen+GeForceも存在します)
GPU(グラフィックボード)のおすすめと選び方まとめ
グラフィックボードのおすすめと選び方について詳しく解説しました。
グラフィックボードはロー・ミドル・ハイエンドの3つに分類することができ、それぞれおすすめの1台を紹介ししました。
ゲーミングノートPCでは軽量化を目的とし、専用のグラフィックボードがおすすめです。
まずは「何がしたいか」を決めて、それに合わせたグラフィックボードを選ぶのが良いでしょう。