「ゲーミングPCから出る熱で部屋がめちゃくちゃ暑くなる」
「ゲーミングPCの熱対策ってどれぐらい重要なの?」
この記事ではこんな悩みが解消できます。
ゲーミングPCを初めて購入する場合、熱の事なんてまず考えません。
しかし熱問題はとても重要で、私も初めて買ったゲーミングPCでは冬は暖房がいらない、夏は蒸し風呂状態になるほどの排熱量でした。
- ゲーミングPCの熱対策がなぜ重要なのか
- ゲーミングPCの電源が熱が原因で落ちてしまう場合の対処法
- ゲーミングPCに有効的な熱対策
ここでは以上の3つのポイントで解説します。
ゲーミングPCの熱対策がなぜ重要なのか
ゲーミングPCは負荷が高くなるほど各パーツから発熱しやすくなります。
特に熱を発しやすく、熱に弱いのはCPUとGPU(グラフィックボード)で、部屋が異常に熱くなる原因はこれらの発熱によるものです。
CPUとGPUに負荷がかかりやすいPCゲームをプレイすると、たくさんの熱を発しますから、熱暴走させないためにも熱対策がとても重要なのです。
ゲーミングPCを選ぶ上で、熱対策に注意して購入される方は少ないと思います。
私も最初はそうでしたし、ゲーミングPCが発熱しやすいなんて情報はお店のどこにもありませんでしたから。
これからゲーミングPCを購入する方は熱対策に注意を払う必要がありますし、既にゲーミングPCを購入していて、熱問題に悩んでいる方は後からできる熱対策をしていく必要があるでしょう。
購入後にできる熱対策を見ていきましょう。
ゲーミングPCの電源が熱が原因で落ちてしまう場合の対処法
ゲーミングPCを購入した当初は問題なかったのに、1~2年使用していたら突然熱で電源が落ちるようになった場合、PCケース内のホコリが原因になっている可能性が高いです。
ホコリの除去はデスクトップゲーミングPCで必要で、半年に1度ぐらいの頻度で行うのがベストでしょう。
デスクトップゲーミングPCはカスタマイズを前提に作られているので、BTOパソコンメーカーで購入したものであれば、ケーブル類を全て取り外し、背面のネジを外すだけで簡単に側面のフタが外れ、中身が丸見えになります。
中身が丸見えになった状態で、エアダスター(空気缶)でホコリを払ってやると、熱暴走していたゲーミングPCが改善されます。
エアダスターでホコリを払う際は、とんでもない量のホコリが舞いますから、必ず屋外で行いましょう。
エアダスターはAmazonなどで普通に安く販売されています。
私が買い置きしているエアダスターは以下のものです。
ノートゲーミングPCの場合はホコリ除去が困難
ノートゲーミングPCは内部面積が少ない事からホコリは溜まりにくいですし、分解が困難なのでしなくても問題ありません。
ノートゲーミングPCで熱暴走するようになった場合は、ノートPCクーラーの使用をおすすめします。
ノートPCクーラーの効果は賛否両論ありますが、私のこれまでの経験ではとても有効です。
ゲーミングPCに有効的な熱対策
ゲーミングPCの熱を抑えるには、「熱の発生を抑える」か「冷却性能をアップする」の2つの方法があります。
順番に見ていきましょう。
ここで紹介する方法は分解、カスタマイズが必要な方法です。
これからゲーミングPCを購入する方は、ここで紹介するポイントに注意してゲーミングPCを選ぶと良いでしょう。
熱の発生を抑える
- 熱対策に優れたCPUグリスを使用する
- 温度上昇を防ぐ電源ユニットを使用する
発熱を抑える代表的な対策はこの2つです。
CPUグリスとはCPUとCPUクーラーの間に塗布する熱伝の役割を行うグリスのこと。
いわゆる高級な良いCPUグリスを使うと、CPUの温度が上がりにくくなります。
CPUグリスを後から塗り替えるのは大変なので、できればゲーミングPC注文時にCPUグリスをカスタムしておくのがベストです。
しかし後から塗りなおしが不可能なわけではないので、有効な手段の1つです。
電源ユニットの中には、「80PLUS認定」という規格が存在します。
規格はランク分けされており、ランクが上がるほど電源効率が良くなり、発熱しにくくなります。
ランクが上がるほど価格も上がってしまうのが難点ですが、電源効率の高い良い電源ユニットを使用すると、電気代にも関わりますし、ゲーミングPCの寿命も伸ばしてくれます。
「80PLUS認定」の中でもシルバーランク以上の電源ユニットを選択すると効果が高いでしょう。
電源ユニットも後から交換するのは少し大変なので、注文時にカスタムしておく方が良いです。
↓こういうやつです。
冷却性能をアップする
- 性能の良い冷却ファンを使う、または増やす
- 水冷式にする
ファンにも良いもの、簡素なものが存在します。
ファンを増やしたり、冷却性能の高いファンを使うことで、ゲーミングPC内部の温度を下げることができます。
しかしこの方法では内部の熱を外に放出するので、部屋が暑くなります。
CPUやGPUの冷却クーラーを水冷式にする方法があります。
循環液をラジエーターで冷却するシステムで、空冷より10℃ぐらい温度が下がります。
外部に放出する熱量も減るので、部屋の温度が上がりにくい方法です。
しかし万が一故障した時には修理が大変なこと、水冷システムが高額なことがデメリットとなります。
まとめ|ゲーミングPCに最も有効な熱対策とは
ゲーミングPCの熱対策にはお金がかかります。
特に水冷式ではゲーミングPC本体の価格が10万円ほど上がってしまうので、ベストな方法かと言われれば疑問です。
私がおすすめするゲーミングPCの熱対策は
ゲーミングPC購入時に良いグリス、「80PLUS シルバー」以上の電源ユニット、冷却性能&静音性に優れたCPUファンにカスタマイズして注文。
デスクトップの場合は半年に1回エアダスターで綺麗に掃除する。
コスパを考えるとこれがベストでしょう。