格ゲーにおすすめなゲーミングモニターについて以下の順で解説します。
- 格ゲーにゲーミングモニターが有利な理由
- ゲーミングモニターの選び方
- おすすめのゲーミングモニター
ゲーミングモニターは通常のモニターよりも性能的に上位なので、格闘ゲームでもたくさんのメリットがあります。
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格ゲーにはゲーミングモニターが有利な理由
格ゲーにゲーミングモニターが有利な理由は「応答速度・入力遅延・リフレッシュレート」の性能が高いことです。
それぞれの性能が高いと以下のメリットが生まれます。
■応答速度
応答速度が早いゲーミングモニターを使用すると残像感がなくなり、敵の輪郭がはっきりします。
格ゲーは動きや展開が早いゲームなので、遅れやズレが致命的な影響を及ぼします。
攻撃範囲も輪郭がはっきりすることで見やすくなり、無駄のない動きを実現します。
■入力遅延
入力遅延は自身の操作とキャラクター動作のズレに影響を与えます。
入力遅延の多いモニターを使っていると、自身の入力タイミングよりも遅くキャラクターが動くため、カウンターや技に合わせた操作が難しくなります。
入力遅延の少ないゲーミングモニターを使うことで、対空やカウンターの精度を高いものにできます。
高リフレッシュレートが格ゲーに与える影響
格ゲーは基本的にフレームレートが60fpsに固定されているため、高リフレッシュレートは必要ないと考えられていましたが、プロゲーマーの検証により確認精度が向上していることが判明しました。
高リフレッシュレートになることで書き換え速度が上昇、60Hzモニターよりも行動が早く捉えられるので入力猶予が生まれます。
相手よりも早く行動を捉えられるのは1フレームが戦況を左右する格ゲーでは大きなアドバンテージになります。
ストリートファイターVのプロプレイヤーは、もともと14Fの猶予時間で反応するだけの能力を持っていたのだろう。だが、これまでは機材の制約で15Fの確認がほぼ限界となっていた。144Hz以上のディスプレイを使うことで、その制約が緩和され、あと0.016秒ほど突き詰めた14Fのヒット確認ができるようになった。
ゲーミングモニターの垂直同期はオフがいい?
格ゲーはフレームレートが60fpsに設定されているため、垂直同期をオンにする必要はありません。
垂直同期をオフにすることでゲームのフレームレートに引っ張られることなく、モニター性能を活かせます。
垂直同期とは、ゲーム内のフレームレート上限をモニターのリフレッシュレートに合わせる設定です。
オンにすることで、モニターのリフレッシュレートを上回った時に発生する「ティアリング」を防げます。
ティアリングは左右にズレた描画をしてしまう現象で、FPSやTPSといったジャンルでは敵やオブジェクトの位置ずれに繋がります。
格闘ゲーム向けゲーミングモニターの選び方
格ゲーに適したゲーミングモニターを選ぶ際は以下に気を付けましょう。
応答速度
応答速度が6ms以内のゲーミングモニターを選びましょう。
144Hzモニターが映像を書き換えるまでにかかる時間は6.94msなので、正確な映像を描画するにはそれよりも早い応答速度が必要です。
残像感やズレがないくっきりとした映像になるので、動作を逃さず、距離感をつかみやすくなります。
入力遅延も考慮するなら、応答速度+入力遅延の合計値が6ms以内が理想です。
リフレッシュレート
リフレッシュレートは144Hzを選びましょう。
リフレッシュレートを上げることで書き換え速度が上昇し、応答速度にも影響を与えます。
上位の240Hzでも問題ありませんが、ゲーム設定が60fpsに設定されているため、60Hz→144Hzほどの大きな変化は現れないです。
リフレッシュレートを下げないように、垂直同期はオフに設定しましょう。
格ゲーにおすすめのゲーミングモニター
格ゲーにおすすめゲーミングモニターを紹介します。
BenQ ZOWIE XL2411P
・入力遅延:4ms
・応答速度:GtoG 1ms
・リフレッシュレート:144Hz
・解像度:フルHD
・画面サイズ:24インチ
Acer XV273Xbmiiprzx
・入力遅延:0ms
・応答速度:GtoG 0.1ms
・リフレッシュレート:240Hz
・解像度:フルHD
・画面サイズ:27インチ
ASUS VG258QR-J
・入力遅延:3ms
・応答速度:GtoG 1ms
・リフレッシュレート:165Hz
・解像度:フルHD
・画面サイズ:24.5インチ