ドスパラのガレリアDTは、10万円台の格安ミニタワー型のミドルスペックゲーミングPCです。
格安のロー寄りミドルスペックとはいえ、しっかりGTX1660Ti、SSD240GBを搭載しています。
ガレリアDTには『Minecraft for Windows 10 Master Collection』が同梱されており、新たにソフトを購入することなくマインクラフトが遊べます。
この記事では、ガレリアDTの実機を使ってレビューしていきます。
レビュー項目
- サイズ感(外観検証)
- どんな事ができるか(ベンチマーク計測による性能検証)
- 価格、外観、性能から考える総評
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。
GALLERIA(ガレリア) DT の外観・内部構造
GALLERIA(ガレリア) DTの正面
ミニタワータイプで、サイズは185(幅)×395(奥行き)×370(高さ)mm。
PS4×2台分ぐらいの大きさで、デスクトップゲーミングPCとしてはかなり小さいです。
5ℓタイプの加湿器とちょうど同じぐらいのサイズ。
本体正面には
- USB3.0 ×2
- SDカードリーダー(SD/MicroSD)
- イヤホン/マイクジャック
- 電源ボタン
があり、光学ドライブはありません。
光学ドライブが必要な場合は、カスタマイズ注文で追加するか、外付け光学ドライブ(2000円程度)を使いましょう
「無線LAN」や「Bluetooth機能」も搭載されていません。
GALLERIA(ガレリア) DTの側面
ガレリアDTは左側面にのみ排熱口がありますから、右側は壁にベタ付けでも問題ありません。
背面と左側面は排熱口がありますから、壁から30cm程度話すように置きましょう。
本体上部には排熱口がないので、外付けHDDなどオプション品を置いておくことができます。
GALLERIA(ガレリア) DTの背面
背面上部には電源が取り付けられています。
背面中段には
- USB3.1 Gen1 x2
- USB2.0 ×2
- マウス/キーボード用ポート
- LANポート
- オーディオジャック
があり、ここにはDVI-Dポートなどがありますが、画面出力はグラフィックボードに接続するためフタがされていて使用しません。
背面下部にグラフィックボードが搭載されており、ここには
- HDMI x1
- DisplayPort x1
- DVI-D x1
3つの出力ポートがありますから、モニターへの出力はここに接続します。
DVI-D+HDMIに接続して、デュアルモニターにすることも可能です。
GALLERIA(ガレリア) DTの内部構造
ガレリア DTはミニタワー型ですが、若干の拡張スペースがあります。
光学ドライブやSSD/HDDを1台追加できるスロットがありますから、必要に応じてカスタマイズが可能です。
電源容量は500Wで、「80PLUS GOLD規格」が採用されています。
この規格は電源効率がとても良く、省エネで余計な電力消費を防いでくれるため、発熱量も少ないです。
通常タワーよりスペースが少ないので、発熱を抑える構造になっており、静音性にも優れています。
GALLERIA(ガレリア) DTのベンチマーク実測値
GALLERIA(ガレリア) DTを様々なベンチマークソフトで実測値計測してみました。
- 3DMARK:グラフィック性能計測
- VRMARK:VR性能計測
- FF14:FF14がどんな環境で動作できるか
- FF15:高負荷PCゲームがどの環境で動作するか
- DQ10:要求スペックの低いドラクエ10でどんな性能を発揮するか
- DDON:DDONでのパフォーマンスはどうか
GeForce GTX1660Ti 6GBを搭載したロースペック寄りの格安ゲーミングPCですが、実際のスコアはどうなるのか確認してみましょう。
3DMarkの実測値
最も有名なベンチマークソフト「3DMark」のTime Spyでのベンチマークスコアは5949。
4K出力が可能なゲーミングPCはスコアが6733ですから、さすがにそこまでは届かないものの、価格から考えれば十分な性能です。
このスコアではどんなゲームがどのように動作するかは、この後の各ゲームタイトル別ベンチマークではっきりしますが、3DMarkのスコアはまずまずですし、コスパも良いです。
3DMarkはPCに負荷をかけながらテストをするのですが、ガレリアDTは高負荷状態でもとても静かで驚きました。
ミニタワーにするため発熱量を抑える必要がありますから、発熱に気を使った構造になっているのが理由です。
VRMarkの実測値
VRMarkは、VRデバイスを持っていなくてもVRゲームがプレイできるかどうかスコアで判断できるベンチマークソフト。
スコアが5000を上回っていれば、VRゲームがプレイできる「VR Ready」と判断できます。
きっちりVR Readyの基準を上回っていて、VRゲームも快適にプレイできます。
スコアは9524で、比較表からハイエンドゲーミングPCのスコアに近いことがわかります。
ファイナルファンタジー14の実測値
FF14は最高品質のフルスクリーンで「非常に快適」のスコアが得られました。
新拡張パック「漆黒の反逆者」のベンチマークソフトがリリースされましたので、今回はそちらを使って計測しています。
スコアは文句なしの14035で、新拡張パックでも快適に利用できます。
FF14のベンチマークスコアもVR同様RTX2070搭載のノートゲーミングPCよりスコアが高かったです。
このスコアならFF14で困ることは全くありません。
ファイナルファンタジー15の実測値
異常なほど要求スペックが高いことで知られるFF15ですが、高品質設定で「快適」の評価が得られました。
FF15のベンチマークでこの評価が得られるなら、スカイリム・フォールアウト・Cities:SkylineでMODを使ったプレイも快適に遊べるはずです。
ガレリアDTはCPUがCore-i5なのですが、i7と遜色ないスコアが出ています。
ドラゴンクエスト10の実測値
FF14やFF15が快適なスコアが得られ、VRゲームもプレイできるガレリアDTでは、ドラクエ10は当然高いスコアが得られます。
最高品質で「すごく快適」の評価ですから、問題になるような事は全くないはずです。
ドラゴンズドグマオンラインの実測値
DDONもドラクエ10同様にあまり要求スペックが高くないゲームですから、最高品質でとても快適の評価でした。
GALLERIA(ガレリア) DTの総評
ガレリアDTはスリム型まで小さくはないものの、通常タワー型と比べるとかなり小さいデスクトップゲーミングPCで、小さなデスクでも場所を取りません。
Core i5-9400FとGeFroce GTX1660Ti 6GBの組み合わせですが、i7搭載もモデルとも遜色がなく、それでいて価格は10万円台と格安です。
このゲーミングPCならどんなPCゲームもプレイが可能ですし、性能コスパが抜群なので初心者の方や、カジュアルゲーマーにおすすめです。
メモリが標準では8GBですから、16GBにカスタムして注文すると更に性能が飛躍的にアップするのでおすすめです。
GALLERIA(ガレリア) DTの総評
ガレリアDTは性能コスパ抜群ですし、入出力ポートの充実性とサイズも優れています。
静音性も高く省エネですから、初級~中級のカジュアルPCゲーマーにおすすめのデスクトップゲーミングPCです。
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。