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【ルーターのブリッジ接続】ネットを延長して回線速度を上げる方法

2015年8月11日

Router bridge connection

  • 家のルーターから自室まで距離があって、自室から家のネット回線に接続できない(または不安定)。
  • ルーターは1Fに置いてあるが、2Fでも安定したネット回線を構築したい。

こんな時はルーターのブリッジモード接続が最適です。

ルーターのブリッジモード接続とは、簡単に言えばネット回線の延長のこと。

ここではルーターをブリッジモード接続する方法を解説します。

私は本元のルーターに超長いLANケーブルを接続し、自室でハブを使って分岐させていましたが、ブリッジモード接続に変更しました。

この方法を使って、上り下りともに80Mbps程度だった自室のパソコンが上り下りとも570Mbps以上までアップしましたから、その効果は絶大です。

ルーターのブリッジモード接続で回線を改善できる条件

契約回線が1G以上のプラン以上である

そもそもご家庭で契約しているネット回線が低速であるなら、ルーターをブリッジモード接続をしても改善されません。

契約しているネット回線を変更した上で、ルーターのブリッジモード接続を行いましょう。

元のルーターから有線ケーブルを這わせる事ができる

ルーターのブリッジモード接続では、ブリッジモードとして接続するルーターを本元のルーターに有線接続する必要があります。

一般的に本元のルーターは冷蔵庫の上や電話台の上に置かれている事が多く、その場所からネット回線を延長したい地点まで有線ケーブルを這わせなければなりません。

長い有線LANケーブルは家電量販店やAmazonなどにも売っているので、ケーブルをどう這わせるかを予め考えておく必要があります。

ルーターのブリッジモード接続に必要なもの

  • 有線LANケーブル
  • ブリッジモード対応のルーター

以上2点です。

パソコンやPS4など有線で回線接続したい場合は、ブリッジモード接続したルーターと接続すればOKです。

それぞれどういう物を準備すれば良いか、詳しく解説していきます。

LANケーブルは10Gbpsまで対応のCAT7準拠品を準備する

LANケーブルには種類が様々ですが、10Gbpsまで対応のCAT7準拠品をおすすめします。

一般家庭用のインターネット回線は2019年2月現在1Gbpsのプランが一般的ですが、2019年4月以降各社から10Gbpsプランが続々登場予定です。

今後一般家庭向けのインターネット回線が10Gbpsが一般的な状況になる事が予想されますから、そうなった時にLANケーブルを交換しなくて良いように最初から10Gbpsまで対応のCAT7準拠品を使うのがおすすめなのです。

気になる価格ですが、CAT7準拠だからといって特に高額というわけでもありません。

私が使用しているCAT7準拠のおすすめLANケーブルは以下の製品です。

ルーターはブリッジモード対応のものを選ぶ

ルーターにはブリッジモード対応のものと、そうでないものがあります。

ブリッジモード接続して使うのが目的ですから、必ずブリッジモード対応のものを選びましょう。

また、LANケーブルで10Gbps対応のCAT7準拠品をおすすめしましたが、ルーターは取り換えが簡単ですから、現在のご家庭の状況に合わせて選べば良いです。

近々10Gbpsに契約変更する予定があるなら、予め10Gbps対応品を準備しておく方が良いでしょうし、そうでなければとりあえず1Gbpsに対応できれば問題ありません。

私は10Gbpsに契約変更する予定ですが、1Gbpsの現状でパソコンもPS4も回線速度に困っていませんし、そもそもPS4は1Gbpsすら対応していないので、866Mbps(11ac)、300Mbps(11n)のルーターをブリッジモード接続して使っています。

今後必要になればルーターだけ交換するつもりです。

私が使用しているブリッジモード対応のおすすめルーターは以下の製品です。

NEC WiFi 無線LAN ルーター 親機 11ac/n/a/g/b 1300+450Mbps 3LDK 3階建 Aterm WG1800HP2
NEC

ルーターをブリッジモード接続する方法

ルーターのブリッジモード接続方法の説明
本元のルーターと、ブリッジモード接続するルーターを有線LANケーブルで接続すれば完了です。

ブリッジモード接続するルーターのどのポートに接続するかは、使用するルーターのモデルによって異なりますが、ブリッジモード対応ルーターなら説明書に解説があるはずですから、必ず確認して接続しましょう。

本元のルーター側は、有線接続する場合に使う通常のLANポートに接続すればOKです。

ルーターを接続したら、ブリッジモードへ切り替えるのを忘れずに

Bridge mode switching of aterm wg1800hp2

ルーターにはどのモードで使用するか切り替えるスイッチがあるはずですから、必ずブリッジモード接続に切り替えましょう。

私が使用しているNEC Aterm WG1800HP2を例に解説すると、一番上のスイッチを「BR」に切り替える必要があります。

ルーターをブリッジモード接続した結果

ルーターをブリッジモードで接続し、パソコン・PS4・iPhoneを全て同時に接続した状態で計測してみました。

同条件での工事前の速度は以下の通りです。

  • パソコン(有線接続):上り下りともに80Mbps前後
  • PS4(有線接続):デスクトップPCと同じ
  • iPhone:上り下りともに7Mbps前後

パソコンの測定結果

コミュファ光公式の回線速度測定結果

工事前と同条件で上り579Mbps、下り557.5Mbpsと、飛躍的な回線速度アップを達成。

パソコン単独接続だと上り下りともに870Mbpsまで速度が出ました。

PS4の測定結果

PS4のインターネット接続測定結果

PS4では上り139.2Mbps、下り162.9Mbpsという結果でした。

PS4では単体接続でもほぼ変わらない結果で、PS4はこの辺りが対応限界なのかもしれません。

この速度で、ウイニングイレブンやFIFAのラグは当然出ませんし、他のオンラインゲームでもサクサクで不自由した事がありません。

iPhoneでの測定結果

11ac

Line speed measurement of iphone 11ac

11acに対応しているiPhoneでの無線接続です。

上りの速度が8.88Mbpsしか出ていない事が気になりますが、iPhoneのみ単体接続すると上り下りともに250Mbpsほどになりますから、他の機器との同時接続が影響していると考えられます。

iPhoneでアップロードする場合は、他の機器をネットワークオフにして行えば問題ありません。

11ngb

Line speed measurement of iphone 11ngb

11ngbでの無線接続の結果です。

11ac同様、同時接続が多いと上りが遅いです。

しかし、これでもウェブ閲覧やゲームはサクサクなので、この程度あれば十分なのかもしれません。

今回はこのアプリで速度計測しています。

[appbox appstore 538725494 simple]

[appbox googleplay com.rbbtoday.speedtest simple]

  • この記事を書いた人
なおろぐ

ナオ

ゲーミングPCやPCデバイスを扱うブログ「なおろぐ」の管理人で、PCゲーム歴15年以上の30代です。最近はマルチでのクラフトゲームを主にプレイしており、ミドルスペックのデスクトップPCを使用しています。PC関連はどうしても数値が多くなりがちなので、具体的に何がどうできるかを表現することを心がけています。

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