ドスパラのノートゲーミングPCの中でも、GF-Eシリーズは「薄い」「軽い」「安い」と3拍子揃った人気のシリーズです。
この記事では、人気のGF-Eシリーズの中でも特にコスパが良い「ガレリア GCF2060GF-E」の実機を使ってレビューしていきます。
レビュー項目
- 持ち運びやすさ(外観検証)
- どんな事ができるか(ベンチマーク計測による性能検証)
- 価格、外観、性能から考える総評
以上ノートゲーミングPCに欠かせない2ポイントの検証と、価格(コスパ)を合わせた総評を紹介します。
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。
ガレリア GCF2060GF-E の外観・内部構造
ガレリア GCF2060GF-Eのサイズ感
見た目は以前レビューしたGCF1050TGF-Eとほぼ同じ。
カタログスペックでは
- 重量は約2.3kg(バッテリー含)
- 全体サイズは360(幅)×245(奥行き)×27(高さ) mm(突起部含まず)
となっていますが、定規を当ててみるともっと薄いのでは?というレベル。
2.3kgも重いと感じる重量ではなく、これなら持ち運びも苦にならないでしょう。
ゲーミングPCは大きくなるのが常識なのですが、これは一般PCより薄いレベルです。
手持ちのMac bookと良い勝負でしたよ。
ガレリア GCF2060GF-Eの側面
本体側面には各種入出力ポートが配置されています。
右側面には
・USB3.0 ×2
・SDカードリーダー(SDXC対応)
左側面には
・ギガビットLANポート
・USB2.0 x1
・イヤホン、マイクジャック
・ケンジントンロック
背面には
・電源ポート
・USB3.0 Type-C×1
・ディスプレイポート×2
光学ディスクドライブはありません。
ノートPCですがポートはかなり充実していて、メモリーカードも挿し込めますから、不自由することはないでしょう。
光学ディスクドライブは外付けのものを別で購入した方が良いかもしれませんね。
ガレリア GCF2060GF-Eの裏面
裏面はほぼファンになっています。
ファンといえば音ですが、通常使用時は音も静かで全く気になりませんでした。
FF14や3DMarkなどのベンチマーク計測時には本体に負荷もかかりますが、それでも今私が使っているデスクトップと比べてもかなり静かです。
メインの排熱を裏面で行っているので、布団の上などで使用するのは控える必要があります。
ガレリア GCF2060GF-Eのキーボード
ガレリア GCF2060GF-Eはのキーボードは、ゲーミングキーボードのようにWASDがわかりやすくマーキングされています。
PC起動時はバックライトが虹色に光ります。
光学式メカニカルキーボードなので、軽くて押しやすいキーボードになっていました。
ガレリア GCF2060GF-Eのベンチマーク実測値
ガレリアGCF2060GF-Eを様々なベンチマークソフトで実測値計測してみました。
- 3DMARK:グラフィック性能計測
- VRMARK:VR性能計測
- FF14:FF14がどんな環境で動作できるか
- FF15:高負荷PCゲームがどの環境で動作するか
- DQ10:要求スペックの低いドラクエ10でどんな性能を発揮するか
- DDON:DDONでのパフォーマンスはどうか
GeForce RTX2060を搭載したノートゲーミングPCなので、カタログスペック上は好スコアが期待できますが、実スコアはどうでしょう。
3DMarkの実測値
最も有名なベンチマークソフト「3DMark」のTime Spyでのベンチマークスコアは5761。
このスコアは、かつてのGeForce GTX1070Ti搭載のデスクトップゲーミングPCより少し劣るレベルのスコアです。
スコアの目安は4K出力でゲームが遊べるPCのスコアが6733ですから、スコアだけ見ると低いように見えますが、ノートゲーミングPCなのでモニター出力するケースは少なく、物足りないわけではありません。
その証明はこれ以降のベンチマーク計測を見て頂ければわかるはずです。
VRMarkの実測値
VRMarkは、VRデバイスを持っていなくてもVRゲームがプレイできるかどうかスコアで判断できるベンチマークソフト。
スコアが5000を上回っていれば、VRゲームがプレイできる「VR Ready」と判断できます。
3DMarkのスコアでは頼りなく見えたかもしれませんが、きっちりVR Readyの基準を上回っていて、VRゲームも快適にプレイできるノートゲーミングPCと言えます。
VRゲームのプレイにはある程度のスペックが要求されますから、ガレリア GCF2060GF-Eは十分なスペックを備えていると言えます。
VRゲームに限らず、VR動画ももちろん問題なく視聴できます。
ファイナルファンタジー14の実測値
FF14は最高品質のフルスクリーンで「非常に快適」のスコアが得られました。
スコアは文句なしの11953ですから、今後拡張パックで必要スペックが上昇しても問題なく対応していけるでしょう。
ガレリア GCF2060GF-EならFF14で困ることはありませんし、ご家庭のインターネット回線速度にさえ注意すれば、瞬間的な判断が求められる高難易度コンテンツにもガンガン参加していけるでしょう。
ファイナルファンタジー15の実測値
異常なほど要求スペックが高いことで知られるFF15ですが、なんと高品質設定で「やや快適」の評価が得られました。
FF15のベンチマークでこの評価が得られるなら、スカイリム・フォールアウト・Cities:SkylineでMODを使ったプレイも快適に遊べるはずです。
ドラゴンクエスト10の実測値
FF14やFF15が快適なスコアが得られ、VRゲームもプレイできるガレリア GCF2060GF-Eでは、ドラクエ10は当然高いスコアが得られます。
最高品質で「すごく快適」の評価ですから、問題になるような事は全くないはずです。
DDONの実測値
DDONもドラクエ10同様にあまり要求スペックが高くないゲームですから、最高品質でとても快適の評価でした。
ガレリア GCF2060GF-Eの総評
外見に派手さはありませんが、ブラックベースのボディは無難ですし、ユーザーを選ばないでしょう。
サイズ・重さは文句無しで、一般向けノートPCより軽いぐらいですから、出張先や外出先へ持ち運びしても全然苦にならないはずです。
ベンチマークスコアは、現行のデスクトップゲーミングPCに比べ3DMarkでのスコアが若干劣るものの、きっちりVRゲームに対応できる結果が出ています。
FF14、ドラクエ10、DDONといった国内の有名MMOゲームのベンチマークスコアは軒並み高く、高負荷ゲームの代表格であるFF15のベンチマークスコアの高さから、MODを使ったゲームプレイにも対応できる事がわかります。
価格についても、このスペック構成で20万円以下というのは超破格で、コスパもとても良いです。
ガレリア GCF2060GF-Eの総評
ガレリア GCF2060GF-Eは「持ち運びやすさ」「性能」「価格」どれを取っても文句の無い、現状最もお買い得なミドルスペックノートゲーミングPCです。
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。