ドスパラのガレリアZGは、GeForce RTX 2080 Superを搭載した4K対応ハイエンドゲーミングPCです。
GeForce RTX 2080 Superは最上位のRTX 2080 Tiに次ぐ性能を持ったグラフィックボードで、CPUには最高クラスのCore i9-9900KFを採用しています。
ガレリアZGの実機を使って、性能をわかりやすくレビューしていきます。
レビュー項目
- 外観:サイズ、見た目、入出力端子
- 性能検証:各ベンチマークソフトによる実測定と、できる事の判別
- 外観、性能、価格から考える総評
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。
ガレリアZG の外観|サイズ・入出力端子
ガレリアZGの正面
タワータイプで、サイズは207(幅)×520.7(奥行き)×450.2(高さ)mm。
なかなかの大きさなので、配置スペースをしっかり確保しておく必要があります。
本体正面には
- USB3.0 ×2
- SDカードリーダー(SD/MicroSD)
- イヤホン/マイクジャック
- 電源ボタン
があり、光学ドライブはありません。
光学ドライブが必要な場合は、カスタマイズ注文で追加するか、外付け光学ドライブ(2000円程度)を使いましょう
「無線LAN」や「Bluetooth機能」も搭載されていません。
ガレリアZGにはSTEAMがはじめからインストールされています。
ガレリアZGの側面
ガレリアZGのケースは左右側面、上部に排熱口が配置されています。
排熱口を塞がないように設置する必要があるので、しっかりスペースを確保する必要があるでしょう。
机の下にベタ付けとかは厳しいですね。
壁とPCケースの隙間は最低でも30cmは離すように設置しましょう。
ガレリアZGの背面
ガレリアZGの背面に入出力端子が配置されています。
背面上部にある入出力は以下の通り。
- USB3.1 ×2
- USB2.0 ×2
- USB3.0 ×2 (Type A x1+ Type C x1)
- マウス/キーボード用ポート
- LANポート
- オーディオジャック
ここにはDVI-Dポートなどがありますが、画面出力はグラフィックボードに接続するためフタがされていて使用しません。
背面中段にグラフィックボードが搭載されており、ここに映像出力を接続します。
映像出力端子は以下の通り。
- HDMI x1
- DisplayPort x3
基本はHDMI出力によりモニター接続する形になるでしょう。
HDMIとDisplayPortにそれぞれ複数モニターを接続し、デュアルモニター化することも可能です。
ガレリアZGの内部構造
ガレリア ZGは通常タワー型なので、ケース内部はかなりゆとりがあります。
光学ドライブは非搭載ですが、追加するスペースは確保されています。
ストレージ(SSD/HDD)を複数台追加できるスロットもありますから、必要に応じてカスタマイズが可能です。
電源容量は750Wで、「80PLUS GOLD規格」が採用されています。
電源効率が良く、省エネで余計な電力消費を防いでくれる電源ユニットですが、RTXシリーズのグラフィックボードは消費電力が大きいため、パーツ拡張に応じて電源ユニットの交換も必要になる可能性があります。
必ずパーツの電力を確認してカスタマイズしましょう。
この電源ユニットは、静音性にも優れています。
ガレリアZGのベンチマーク実測値
GALLERIA(ガレリア) ZGを様々なベンチマークソフトで実測値計測してみました。
- 3DMARK:グラフィック性能計測
- VRMARK:VR性能計測
- FF14:FF14がどんな環境で動作できるか
- FF15:高負荷PCゲームがどの環境で動作するか
- DQ10:要求スペックの低いドラクエ10でどんな性能を発揮するか
- DDON:DDONでのパフォーマンスはどうか
Core i9-9900KFとGeForce RTX 2080 SUPER 8GBを組み合わせたハイエンドゲーミングPCではどれぐらいの性能を発揮するのか、実際のスコアを見ていきましょう。
3DMark ベンチマークスコア
最も有名なGPUベンチマークソフト「3DMark」のTime Spyでのベンチマークスコアは10983。
4K出力が可能なゲーミングPCはスコアが6733ですから、ばっちり4K画質でPCゲームが遊べます。
ガレリアZGはCPUもグラフィックボードも最高クラスの性能ですから、スカイリム・フォールアウト・Cities: SkylineにMODを導入してのプレイも快適に動作するでしょう。
3DMarkは計測時にPCに負荷をかけますが、負荷がかかった状態でも動作音はさほど大きくなく、デスクトップゲーミングPCの中でも静かだなと感じました。
VRMark ベンチマークスコア
VRMarkは、VRデバイスを持っていなくてもVRゲームがプレイできるかどうかスコアで判断できるベンチマークソフト。
スコアが5000を上回っていれば、VRゲームがプレイできる「VR Ready」と判断できます。
ガレリアZGのスコアは11554と、VR Readyの基準を大きく上回っています。
SteamにはPSVRとは比べ物にならない数のVRゲームタイトルがありますから、ガレリアZGを購入したら是非遊んでみることをおすすめします。
ファイナルファンタジー14:漆黒のヴィランズ ベンチマークスコア
FF14の最新拡張パックである漆黒のヴィランズベンチマークでは、最高品質のフルスクリーンで「非常に快適」のスコアが得られました。
スコアは18682で、今後のアップデートにも問題なく対応していけるでしょう。
CPU性能も高いので、高難易度レイドの攻略もバッチリです。
ファイナルファンタジー15 ベンチマークスコア
異常なほど要求スペックが高いことで知られるFF15ですが、高品質設定で「とても快適」の評価が得られました。
FF15のベンチマークでこの評価が得られるなら、最新ゲームも最高設定でガンガン遊んでいけます。
そしてこのスコアなら、当分スペックで困ることはないでしょう。
ドラゴンクエスト10の実測値
FF14やFF15が快適なスコアが得られ、VRゲームもプレイできるガレリアZGでは、ドラクエ10は当然高いスコアが得られます。
最高品質で「すごく快適」の評価ですから、問題になるような事は全くないはずです。
ガレリアZGの総評
ガレリアZGはCPUもGPUも最高クラスの性能を持っているハイエンドゲーミングPCです。
- MODを複数導入してゲームしたい
- FPS(PUBG・フォートナイト・APEXなど)をガッツリ遊びたい
- eスポーツに参入したい
- ゲーム動画を撮影、編集、配信などをしたい
このような目的をもった方におすすめのゲーミングPCです。
CPU性能が高いので、キャラクターの動作や操作レスポンスなど瞬発力が高いです。
ガレリアZGの一番大きなポイントは「コスパの良さ」で、ハイエンド性能を持っているのに20万円を切っていますから、格安と言えます。
唯一のデメリットはケースのサイズが大きい点で、これはハイエンドゲーミングPCにおいては仕方がない部分ではあります。
必ず配置スペースを確保して購入しましょう。
GALLERIA(ガレリア) ZGの総評
PCゲームを最先端で遊びたいハイエンドモデルが欲しい方に超おすすめ!
eスポーツや動画編集・配信を行いたい方や4K画質でゲームプレイしたい方に最も無駄のないデスクトップゲーミングPC。
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。