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Lightning AV5のレビュー | NOCTUA製静音ファン搭載モデル

(機材貸出元:株式会社サードウェーブ)

Lightning AV5 Ryzen5 4500 NOCTUA製静音ファン搭載モデル / ドスパラ

OS:Windows 11 Home 64bit
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 4060 8GB
メモリ:16GB DDR4-3200
ストレージ:500GB SSD NVMe Gen3
電源:650W(80PLUS BRONZE))
価格(税込)¥109,980円

こんな方におすすめ

・低価格でゲームが快適に遊べるPCが欲しい
・最新ゲームもプレイしたい
・場所を取らない小型ケースが欲しい
・FF14などオンラインゲームを快適に遊びたい
・FPSゲームをプレイしたい

Lightning AV5のレビューをしていきます。

Lightning AV5(NOCTUA製静音ファン搭載モデル)は「Ryzen 5 4500」と「GeForce RTX 4060」に加え、静音ファンが搭載された動作音にも配慮したモデルです。

最高峰の性能は備えていませんが、価格が安く、初心者やカジュアル用途におすすめのPCです。

ここではLightning AV5にどの程度のゲーミング性能があるのかを検証していきます。

> ゲーミングPCの実機レビュー記事一覧

Lightning AV5の外観構造

Lightning AV5

Lightning AV5の外観特徴

  • デスク上にも置けるミドルタワー
  • 8箇所のUSBポート(前面2/背面6)
  • DVDスーパーマルチドライブ搭載
  • Wi-Fiなし
  • Bluetoothなし

Lightning AV5はミドルタワーで、ケースサイズは「190(幅)×420(奥行き)×360(高さ) mm」です。
デスク上に設置しても圧迫感がありません。

USBポートは8箇所備えられていて、前面はすべてUSB3.0です。
前面のUSBポートは本体中段に備えられており、足元に設置するとやや抜き差しがしにくいため、デスク上やラックに設置するとちょうど良いでしょう。

Lightning AV5はゲーミング特化モデルではなく、一般PCのカテゴリーであるため、光学ドライブにDVDスーパーマルチドライブを搭載しています。

ディスクによるソフトウェアインストールや、DVDの視聴が可能です。

Wi-FiやBluetoothについては非搭載ですが、カスタマイズで増設可能です。

正面・上部構造と入出力ポート

Lightning AV5

PC本体上部に排気口はないので、多少のモノであれば置くことができます。

光学ドライブは本体上方に搭載されています。

Lightning AV5

前面上部には以下の入出力ポートがあります。

  • USB 3.0 x2
  • サウンド端子

前面上部のUSBポートは2つで、スマホやUSBメモリなど頻繁に抜き差しするものに利用するのが良いでしょう。

レシーバーやマウスなどは、背面のUSBポートを利用できます。

背面構造と入出力ポート

Lightning AV5

Lightning AV5の背面には多数の入出力端子、排気口があります。

背面はできるだけ壁から離して設置しましょう。

ケース本体左側にも排気口があるので、左側も壁にベタ付けはしないようにしましょう。

サイドパネルを外す際のネジは本体背面にあります。

Lightning AV5

Lightning AV5の背面には以下のポートが搭載されています。

  • USB 2.0 ×4
  • USB 3.2 Gen1 Type-A ×2
  • 有線LANケーブル接続
  • スピーカー出力
  • マウス/キーボード用接続ポート

USBポート付近にHDMIポートがありますが、使用不可シールで塞がれています。
Lightning AV5ではグラフィックボードからモニター出力するため使いません。

ここに接続してしまい、モニターが表示されないトラブルもよくありますので注意しましょう。
モニター出力は下方にあるグラフィックボードに接続する必要があります。

  • HDMI ×1
  • Displayport ×3

同時に接続(DisplayportとHDMIなど)することで、マルチディスプレイで使用することもできます。
Displayportの方が出力性能が高いです。

ケース内部構造

Lightning AV5

Lightning AV5のサイドパネルを外した内部構造です。
オーソドックスなタワーケースなので、左側面のサイドパネルを外せばパーツが確認できます。
電源ユニットは右側面のパネルを外すと確認できます。

パーツを増設するゆとりはありますが、事前に設置スペースと電源容量を必ず確認しましょう。

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Lightning AV5のベンチマーク実測値

Lightning AV5を様々なベンチマークソフトで実測値計測してみました。

  • 3DMARK:グラフィック性能計測
  • VRMARK:VR性能計測
  • PCMARK:PCの総合性能
  • FF14:FF14がどんな環境で動作できるか
  • FF15:高負荷PCゲームがどの環境で動作するか
  • DQ10:要求スペックの低いドラクエ10でどんな性能を発揮するか

更にベンチマークソフトはありませんが、スコアを踏まえFPSゲームのプレイ環境検証を行います。

3DMark ベンチマーク

Lightning AV5 3DMark

Lightning AV5の3DMark TimeSpyでのベンチマーク計測結果は9,387でした。

  GPU CPU
Lightning AV5
(GeForce RTX 4060)
9,901 7,257
GALLERIA XA7C-R47T
(GeForce RTX 4070 Ti)
22,461 12,049
GeForce RTX 3070 Ti搭載モデル 14,504 15,584
GeForce RTX 3060搭載モデル 8,381 8,743

NVIDIAグラボを搭載した他機種とのスコア比較です。

RTX4060はエントリー向けの現行グラフィックボードであるため、ハイエンドクラスのRTX4070Ti搭載モデルとは倍以上のスコア差があります。

前世代の同型モデルである、RTX3060と比較するとGPUスコアが上がっていることがわかります。

前モデルより価格が下がっていることから、コスパは格段に良くなっています。

Lightning AV5では何ができるのか、具体的に見ていきましょう。

VRMark ベンチマーク

Lightning AV5 VRMark

Lightning AV5のVRMarkでのベンチマーク計測結果は9,543でした。

VRMarkはVRゲームがプレイできるかどうか調査するベンチマークソフトです。

VRMarkによるVRゲームプレイ可否の判断基準は5000であり、VRMarkのスコアが5000以上ならVRゲームプレイ可能な「VR Ready」の扱いとなります。

Lightning AV5は、VRゲームもプレイ可能です。

ファイナルファンタジー14 ベンチマーク

Lightning AV5 FF14ベンチマーク

WQHD

Lightning AV5 FF14ベンチマーク

4K

Lightning AV5にてFF14 暁月の終焉Verのベンチマークスコア(DirectX 11)です。

計測条件はWQHD(2,560×1,440)と、4K(3,840×2,160)の最高品質設定です。

WQHDと4Kでは「やや快適」の評価ですが、プレイは問題なく可能です。

シーンによって重くなる可能性はありますので、フルHD画質なら非常に快適な動作となります。

FF14はMMORPGの中でも高いグラフィックを誇るゲームであり、FF14が快適に動作するなら他のMMORPGも快適に動作します。

Lightning AV5では、今後のアップデートも含めFF14が快適にプレイできるでしょう。

ファイナルファンタジー15 ベンチマーク

Lightning AV5 FF15ベンチマーク

フルHD

Lightning AV5 FF15ベンチマーク

WQHD

Lightning AV5 FF15ベンチマーク

4k

Lightning AV5における、FF15の解像度別ベンチマークスコアです。

計測条件はすべて高品質のボーダーレス設定です。

4Kは普通評価ですが、WQHDとフルHDでは快適評価を得られています。

FF15は要求スペックがとても高いため、今後発売される最新の高グラフィックゲームも4Kでプレイが可能であると判断できます。

ただしMODを導入すると動作が重くなり、カクつく可能性が高いです。

MODを導入する場合はフルHDに落とし、動作の様子を見ながら導入していく必要があるでしょう。

ドラゴンクエスト10 ベンチマーク

Lightning AV5 DQ10ベンチマーク

ドラクエ10はゲーミングPCではない通常PCでもプレイできるぐらい軽いゲームです。

4K解像度でもとても高いスコアが得られました。

ここまでのベンチマーク結果で高い評価を得られたLightning AV5では、当然最高品質で快適にプレイができます。

混雑した町や激戦の戦闘でもしっかり動作するでしょう。

FPSゲーム(APEX・フォートナイトなど) ベンチマーク

Lightning AV5のフレームレート
フルHD WQHD 4K
低品質 普通 最高 低品質 普通 最高 低品質 普通 最高
APEX 445.8 300.9 156 366.5 241.4 116.3 256.1 163.1 70.0
Fortnite 417.0 279.0 140.9 308.6 199.7 90.8 200.1 125.1 50.1
Overwatch 2
435.3 292.9 150.4 394.4 262.0 129.6 324.2 210.8 97.4
Valorant 648.2 468.8 289.4 577.3 406.9 236.4 531.8 369.0 206.2
PUBG 360.5 237.0 113.5 297.2 191.7 86.1 194.4 121.3 48.2
COD:BOCW 332.3 216.6 100.9 244.0 154.8 65.5 170.0 105.2 40.4

Lightning AV5に搭載されている「Ryzen 5 4500+GeForce RTX 4060 8GB」のフレームレート平均値をFPSゲーム別にまとめた表です。

FPSゲームをプレイするために理想とされる、120fpsを下回る数値は赤くマーキングしています。

4Kでフレームレートを保つことは難しく、WQHDでもCOD:BOCWでは普通設定でも下回ります。

FPSゲームはグラフィックよりもフレームレートを重視するべきなので、フルHD画質で200fpsが平均的に出す方がプレイしやすく、勝率も高くなります。

Lightning AV5でFPSゲームをプレイする場合は、フルHDやWQHDの普通設定が良いでしょう。

Lightning AV5のレビュー総評

Lightning AV5のレビュー検証結果をまとめると以下の通りです。

ミドルタワーなのでデスク上に置いても圧迫感がない
 オンラインゲームやFPSゲームを快適にプレイ可能
 最新ゲームも高画質でなければプレイ可能
マインクラフトなど低スペックゲームならMOD導入も可能

ここで紹介したLightning AV5(NOCTUA製静音ファン搭載モデル)は、一般向けPCにグラフィック性能を持たせたモデルであり、静音ファンのおかげで動作音も気になりません。

価格が安くコスパに優れているので、イラストなどのグラフィック作業、子供向けPCとしてもおすすめです。

4Kでのゲームプレイや高負荷MODの大量導入など、超ハイエンドPCでしか実現できないことを除いて、ほぼすべての要求に対応できるモデルです。

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  • この記事を書いた人
なおろぐ

ナオ

ゲーミングPCやPCデバイスを扱うブログ「なおろぐ」の管理人で、PCゲーム歴15年以上の30代です。最近はマルチでのクラフトゲームを主にプレイしており、ミドルスペックのデスクトップPCを使用しています。PC関連はどうしても数値が多くなりがちなので、具体的に何がどうできるかを表現することを心がけています。

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