ドスパラのミニレグルス AR5は、超小型のデスクトップPCです。
CPUにはRyzen5 3400Gを採用し、しっかりSSDを搭載しているので起動は超高速。
ティッシュ箱より小さいぐらいの超小型デスクトップですから、机の上に置いても全然場所を取らず、大きな本体が邪魔!という方にとてもおすすめです。
ゲーミングPCではないので最新ゲームをプレイすることはできませんが、ビジネス・ネット閲覧・Youtube視聴ぐらいなら快適に使えるでしょう。
この記事ではミニレグルス AR5の実機を使って、どれぐらいの事ができるのか検証レビューしていきます。
レビュー項目
- 外観:サイズ、入出力ポート、排気口の位置など
- スペック検証:ベンチマークソフトによる検証
- 総評:性能、価格からコスパの良さ、おすすめ度を決定
このモデルは販売を終了しました。
ミニデスクトップPCの販売自体が終了しており、性能が近いスリムデスクトップが販売されています。
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ドスパラ ミニレグルスAR5の外観構造
ミニレグルス AR5の正面
ミニレグルス AR5は超小型で、サイズは80(幅)×155.0(奥行き)×155.0(高さ)mm。
ミニレグルス AR5は「こんなサイズのデスクトップあるの?」と驚くぐらいの小ささですから、机の上にちょこんと置いておけます。
本体正面には
- USB3.0 ×1
- USB 3.1 Gen1 Type-C ×1
- イヤホン/マイクジャック
- 電源ボタン
があり、光学ドライブはありません。
光学ドライブが必要な場合は、外付け光学ドライブ(2000円程度)を使いましょう
「無線LAN」と「Bluetooth機能」は内蔵されていますので、カスタマイズ追加する必要はありません。
ミニレグルス AR5の側面
ミニレグルス AR5では、右側面がほぼ全面ファンになっていますので、こちら側は空けておく必要があります。
ファン側にはUSB2.0のポートが2つありますので、塞いでしまわないようにしましょう。
左側面は何もなく、横置きする場合はこちらを下にして設置します。
必要に応じてマウントキットをオプション購入しても良いでしょう。
横置きにするとスペースを取るので、縦置きの方が利便性は高そうですね。
ミニレグルス AR5の背面
背面上部にある入出力ポートは以下の通り。
- USB2.0 ×1
- USB3.0 ×1
- LANポート
- 外部オーディオ端子
- Wi-Fiアンテナ端子2か所(アンテナ付属)
- HDMI x1
- DisplayPort x1
- DVI-D x1
マウス・キーボード専用のポートはないので、USB接続で使用する必要があります。
超小型デスクトップですが、しっかり出力ポートは3方式ありますので、デュアルモニターとして使用することもできます。
Wi-Fi接続のほか、LANポートによる有線接続もできますので、環境に合わせたインターネット接続が可能です。
インテルAC-3168 M.2 Wi-Fiモジュールとアンテナ2本による安定した無線接続ができるようになっています。
ドスパラ ミニレグルス AR5のベンチマーク実測値
ミニレグルス AR5を様々なベンチマークソフトで実測値計測してみました。
ミニレグルス AR5はゲーミングPCではないので、ゲームプレイを目的とする方にはおすすめしません。
ここでは、どの程度のグラフィック性能を持っているのか試しに計測してみました。
- 3DMARK:グラフィック性能計測
- VRMARK:VR性能計測
- FF14:FF14が動作するか
- DQ10:要求スペックの低いドラクエ10でどんな性能を発揮するか
それぞれどんなスコアが出たのか見ていきましょう。
ミニレグルス AR5の3DMarkベンチマークスコア
PCの3Dグラフィック性能を計測する、最もオーソドックスなベンチマークソフト「3DMark」でミニレグルス AR5のグラフィック性能を計測。
スコアは796で、やはり3Dゲームをプレイするのは厳しいようです。
一般的なゲーミングPCの1/5程度のグラフィック性能ですし、そもそもゲーミングPCではありませんので当然と言えば当然ですね。
ミニレグルス AR5のVRMarkベンチマークスコア
PCのVR対応を計測する、3DMarkのVR版と言えるベンチマークソフト「VRMark」でミニレグルス AR5のVR性能を計測。
VRMarkでの計測スコアは906です。
VRMarkによるVRゲームプレイ可否の判断基準は、VRMarkのスコアが5000以上ならVRゲームプレイ可能な「VR Ready」のゲーミングPCだと判断できます。
ミニレグルス AR5はスコアが不足していますから、VRゲームはプレイできません。
しかしVR動画はスペックが必要ありませんから、VRゴーグルがあればVR動画の視聴は可能です。
ミニレグルス AR5のファイナルファンタジー14ベンチマークスコア
FF14の最新拡張パッケージである漆黒のヴィランズVerのベンチマークソフトで、ミニレグルス AR5のFF14適応性を計測。
FF14はMMORPGの中ではほどほどにグラフィック性能を要求されるゲームであり、低スペックのPCでは快適に動作しません。
最高品質設定でベンチマーク計測したところ、正常なプレイができず「設定変更を推奨」の判定となりました。
そこで標準品質に落として再度ベンチマーク計測したところ、「普通」のスコアに。
しかしMMOのベンチマークにおいては、とても快適ぐらいのスコアが獲得できなければダメだと判断するべきですから、残念ながらミニレグルス AR5ではFF14はプレイできないと言えます。
ミニレグルス AR5のドラゴンクエスト10ベンチマークスコア
ドラクエ10のベンチマークソフトを使って、ミニレグルス AR5の適応性を計測。
ドラクエ10は必要スペックがとても低いオンラインゲームですから、ミニレグルス AR5でも最高品質で「とても快適」の評価。
これならばドラクエ10は問題なくプレイできるでしょう。
ミニレグルス AR5のベンチマーク計測結果は以上となります。
3DMarkやVRMark、FF14ベンチマークのスコアでわかるようにミニレグルス AR5でゲームを遊ぶのはかなり厳しいでしょう。
しかし普段使い+ドラクエ10程度の使い方であれば全く問題ないですから、使用環境にハマればとても使いやすいデスクトップPCと言えます。
ドスパラ ミニレグルス AR5の総評
ドスパラのミニレグルス AR5は、CPUにRyzen5 3400Gを採用した超小型デスクトップPCです。
特筆するべきはその小ささで、私の使用しているスピーカー程度の大きさしかありませんから、PCがこのサイズで済むならデスクが広々と使えます。
各種ベンチマークスコアを見る限りゲームプレイはやはり厳しいです。
私はゲームをプレイするので厳しいですが、職場での作業用に欲しいなと感じました。
ゲームをしないのでメモリ増設の必要はありませんが、ストレージがSSD256GBのみですから、データ量が多い方は外付けHDDが必要になるでしょう。
このモデルは販売を終了しました。
ミニデスクトップPCの販売自体が終了しており、性能が近いスリムデスクトップが販売されています。