ドスパラのガレリアシリーズの中でも最高峰の性能を誇る『ガレリアZZ i9-9900K』の実機をレビューしていきます。
- GeForce RTX2080 Ti 11GB
- Core i9-9900K
このモデルの大きな特徴はこの2つが搭載されている事でしょう。
ここではこの最高モデルのゲーミングPCの実機を使って、
- 使いやすさ(外観検証)
- どこまでの事ができるか(ベンチマーク計測検証)
- 総評
についてまとめていきます。
注意
本モデルは販売終了しました。
本モデルの後継モデルは下記で、パーツ構成のグレードアップ・コストダウンされています。
ガレリア ZA9C-R80T RTX2080Ti搭載(ドスパラ)
・Windows 10 Home
・Core i9-10900K
・GeForce RTX 2080 Ti 11GB
・16GB DDR4 SDRAM
・1TB NVMe SSD / HDD 無し
¥289,980円(+税)
48回分割手数料無料キャンペーン適用時⇒月々6,700円(税込)
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ガレリアZZ i9-9900K の外観・内部構造
ガレリアZZ i9-9900Kの正面
外観的にはガレリアシリーズの他のハイスペックモデルと差はなく、少し大きめの外観になっている。
本体正面には
・USB3.0 ×2
・SDカード挿入口(SD/MicroSD)
・イヤホン/マイクジャック
・リセットボタン
・電源ボタン
が本体中段に備え付けられているので、USBメモリやよく抜き差しする音声デバイスが使いやすくなっている。
メモリーカードのポートもあるので、デジカメやドラレコなどのデータ管理もしやすいだろう。
よくこれらのポートが上部や下部にあるケースがあるが、本体を足元に置くかデスク上に置くかでとても使いにくくなるので、ポートが中段にあるのは細かいようだが嬉しいポイントと言える。
ガレリアZZ i9-9900Kの側面
これだけのスペックだと仕方ないのだが、上面と左側面には排気口が多い。
壁にベタ付けして排気口を塞いでしまわないよう注意が必要。
上部は半分以上が排気口になっているので、ゲームパッドやヘッドセットなどデバイス類は別の置き場所を確保する必要がありそうだ。
外付HDD程度なら手前の部分に置けるし、ヘッドセットなどはフックを取り付け掛けて収納すると収まりが良い。
ガレリアZZ i9-9900Kの背面
背面上部には
・USB2.0 x2
・USB3.0 x2
・USB3.0 x2 (Type A x1+ Type C x1)
・マウス/キーボード用ポート
・LANポート
・オーディオジャック
が付いている。
ここには画面出力ポートもあるが、使用しないようフタが付いている。
USBポートは計6個あり、通常転送速度の2.0と高速転送速度の3.0どちらもあるので、大容量データを保管したいHDDは3.0に接続するなど使い分けよう。
背面下部には、「GeForce RTX2080 Ti 11GB」に接続する画面出力ポートがある。
・HDMI x1
・DisplayPort x3
・USB TYPE-C x1
の計5つの出力ポートがあり、モニター1をHDMI接続、モニター2をDisplayport接続など複数同時接続する事で、デュアルモニターにもできる。
これまで採用されていたDVIは接続できないので注意が必要。
背面最下部に電源プラグ接続口とメインスイッチがある。
ガレリアZZ i9-9900Kの内部構造
内部構造はオーソドックスなタイプになっているが、GeForce RTX2080 Ti 11GBとファンの大きさがとても目立つ。
SSD/HDD、ディスクドライブの増設用ドックもいくつかあるので、必要に応じて増設可能。
自分で増設しても良いし、ガレリアZZの注文時に容量などカスタムもできるので、用途に合わせて変えると良い。
SSD500GBとHDD3TBもあるので困ることはなさそうだが…。
電源容量は750Wで、増設する物によってには電源ユニットの交換も必要になるかもしれない。
グラフィックボードは以前のGTX10xx系より本当に大きくなっていて、2スロット使用から3スロット使用になっている。
ガレリアZZ i9-9900Kのベンチマーク実測値
3DMarkの実測値
最も有名なベンチマークソフト「3DMark」でのベンチマークスコアは11,320。
数字だけではどれぐらいスゴイのかわかりにくいが、4K出力でゲームが遊べるPCのスコアが6733であるから、とんでもなく高い性能だとわかって頂けるはず。
このスコアだけでも『できないことはないゲーミングPC』だと証明されていて、スカイリム・Cities: skyline・FalloutなどMODをたくさん入れて遊ぶ負荷の高いゲームでもサクサク遊ぶことができる。
VRMarkの実測値
VRMarkは、VRデバイスを持っていなくてもVRゲームがプレイできるかどうかスコアで判断できるベンチマークソフト。
スコアが5,000を上回っていればVRゲームが快適にプレイできる。
ガレリアZZ i9-9900Kは5,000どころか11,607というスコアが出ているので、何の問題もなくVRゲームがプレイできる。
ファイナルファンタジー14の実測値
FF14のベンチマークでは、最高品質で22511という文句無しのスコアだった。
他のハイスペックゲーミングPCでの計測で19000~20000あたりで頭打ち感があったのだが、22000を超えるとはさすがとしか言えない。
FF14だけをプレイするならここまでのスコアは正直必要ないため、FF14を遊ぶためにゲーミングPCを買う人にはオーバースペックだろう。
FF14用に買うなら、半額ほどで買えるガレリアXV(ベンチスコア19700)の方をおすすめしたい。
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ファイナルファンタジー15の実測値
FF15は最高画質で遊ぶための要求スペックが高すぎてネタにされるほどのゲームだが、そんなゲームだからこそベンチマークでどこまでのスコアが出るかが参考になる。
高品質設定でのベンチマークスコアは8383で、この化け物スペック要求ゲームで快適評価が得られれば、いかなるゲームでも快適に遊べるとお墨付きを頂いたようなもの。
ドラゴンクエスト10の実測値
ドラクエ10は要求スペックがかなり低く、実はゲーミングPCでなくても遊べる。
ドラクエ10だけをプレイするなら、レグルスAR5-Q(6万円の通常デスクトップPC)でも十分で、レグルスAR5-Qでも最高品質で「とても快適」の評価を得られる。
とはいえ、今後ドラクエ10以外にも色々なPCゲームを遊んでみたいのであればゲーミングPCの方がおすすめなのは間違いない。
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ガレリアZZ i9-9900Kの総評
Core i9-9900KとGeForce RTX2080 Ti 11GBを搭載したガレリアZZ i9-9900Kは紛れもなく最高峰のゲーミングPCだった。
そこに疑いの余地はないのだが、現在日本国内で人気のタイトルであるFF14・ドラクエ10・フォートナイト・PUBGなどではここまでのスペックは必要なく、間違いなく持て余すし、VRゲームにもここまでのスペックは現状必要ない。
しかし、
・スカイリムやフォールアウトのようなオープンワールドゲームに超美麗テクスチャ入れまくって遊びたい
・Cities:Skylineのような街づくりゲームにMOD入れまくって超巨大都市を作りたい
こんな人には間違いなくガレリアZZ i9-9900Kがおすすめなので、『最高峰で何でもできるが、人を選ぶゲーミングPC』と結論付けたい。
ゲーミングPCはやりたいコトが実現できるスペックを選ぶのが一番良い選び方なので。
ドスパラセールの特徴
ドスパラのセールは「抽選で当たる」ものが多く、多くの利用者にメリットはありません。
ただしセールの価格を考慮しても他メーカーより安いことが多く、セール割引がないからといって損をするわけではありません。
抽選でドスパラポイントが当選すれば、1ポイント1円としてsteamウォレットに換金できるので、たくさんのPCゲームが購入できます。
注意
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