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GALLERIA ZL7C-R37THのレビュー | 16インチ165Hz液晶搭載のハイエンドゲーミングノート

2022年10月7日

(機材貸出元:株式会社サードウェーブ)

GALLERIA ZL7C-R37THの実機を使って、レビューをしていきます。

GALLERIA ZL7C-R37THは「Core i7-12700H」と「GeForce RTX3070Ti」を搭載したハイエンドゲーミングノートで、16インチ165Hzの液晶が特徴的です。

大画面かつ高性能なので144fps以上でゲームをプレイできるほか、軽量薄型も実現しています。

このレビューでは、GALLERIA ZL7C-R37THの外観検証やベンチマーク計測を行い、実際にはどの程度のゲーミング性能があるのかを検証していきます。

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GALLERIA ZL7C-R37THの外観構造

GALLERIA ZL7C-R37THのレビュー

GALLERIA ZL7C-R37THの外観特徴

  • ディスプレイサイズは16インチ(165Hz)
  • 最薄部わずか20mmの極薄ボディ
  • 重量約2.15kgの軽量設計
  • Wi-Fi 6 AX201NGWを搭載し、高速無線通信が可能
  • Thunderbolt4を搭載

ディスプレイは通常より少し⼤きい、16インチサイズのノングレア(⾮光沢 WUXGA液晶 1920×1200ドット表示)です。

リフレッシュレート165Hzに対応しているので、144fps以上でのゲームプレイが可能となります。

HDMI2.0やThunderbolt4でのモニターへの映像出力によって、自宅では大型モニターに出力して、疑似デスクトップとしても使用できます。

超高速なWi-Fi 6 AX201NGWを備えているため、無線接続でのオンラインゲームのプレイも快適ですが、このモデルには有線LANポートが搭載されていません。

ただしカスタムで選択可能なUSB接続式の有線LANアダプタを使用すれば、有線接続も可能です。

天板・キーボード

GALLERIA ZL7C-R37THのレビュー

本体サイズは「358(幅) × 247(奥行き) × 20.0(高さ) mm」

重さはバッテリー込みで約2.15kgです。

光学ドライブは非搭載なので、必要な場合は外付け光学ドライブ(2000円程度)を用意しておくと良いでしょう。

GALLERIA ZL7C-R37THのレビュー

キーボードはテンキー搭載型で、タッチパッドは従来モデルより35%大きくなっています。

ホワイトのLEDバックライトを搭載しており、RGB-LEDバックライトではないので、カラーの変更はできません。

側面・入出力ポート

GALLERIA ZL7C-R37THのレビュー

GALLERIA ZL7C-R37THの左側面には以下のポートが搭載されています。

  • セキュリティスロット
  • USB3.2 Gen2 Type-C
  • USB3.2 Gen1 Type-A
  • SDカードリーダー(SD/SDHC/SDXC/UHS-1)
  • 音声出力/マイク入力ジャック
GALLERIA ZL7C-R37THのレビュー

GALLERIA ZL7C-R37THの右側面には以下のポートが搭載されています。

  • Thunderbolt4
  • USB3.2 Gen1 Type-A
  • HDMI2.0
  • 電源

GALLERIA ZL7C-R37THのUSBポートはType-Cを含め計3つと少ないので、USBポートを拡張できるハブなどを活用すると便利です。

背面・底面

GALLERIA ZL7C-R37THのレビュー

GALLERIA ZL7C-R37THの背面にはポートが一切ありません。

従来モデルでは背面に電源や出力ポートが搭載されていましたが、このモデルはそれらがすべて側面に移動しています。

GALLERIA ZL7C-R37THのレビュー

GALLERIA ZL7C-R37THの背面には排熱口が備えられています。

通常のゲーミングノートPCでは、背面全体がメッシュ状になっていることが多いですが、このモデルでは限られたスペースのみが排熱口になっています。

使用する際はここを塞いでしまわないように注意が必要です。

GALLERIA ZL7C-R37THのベンチマーク実測値

GALLERIA ZL7C-R37THを様々なベンチマークソフトで実測値計測してみました。

  • 3DMARK:グラフィック性能計測
  • VRMARK:VR性能計測
  • PCMARK:PCの総合性能
  • FF14:FF14がどんな環境で動作できるか
  • FF15:高負荷PCゲームがどの環境で動作するか
  • DQ10:要求スペックの低いドラクエ10でどんな性能を発揮するか

更にベンチマークソフトはありませんが、スコアを踏まえFPSゲームのプレイ環境検証を行います。

3DMark ベンチマーク

GALLERIA ZL7C-R37THの3DMarkベンチマーク

GALLERIA ZL7C-R37THの3DMark TimeSpyでのベンチマーク計測結果は9,199でした。

 GPUCPU
GALLERIA ZL7C-R37TH
(GeForce RTX 3070 Ti)
9,1999,488
GALLERIA XL7C-R36H
(GeForce RTX 3060)
7,7107,031
GALLERIA RL5C-R35T
(GeForce RTX 3050 Ti)
5,4436,659
GALLERIA RL5C-G50
(GeForce GTX 1650)
3,6176,455

NVIDIAグラボを搭載した他機種とのスコア比較です。

RTX3070Tiを搭載するGALLERIA ZL7C-R37THは、当サイトで検証した他モデルを大きく凌ぐ性能を備えていることがわかります。

またGALLERIA ZL7C-R37THは16インチ165Hzのモニターが搭載されているので、FPSゲームを中心にプレイする場合では、高リフレッシュレートでプレイ可能です。

MMORPGやカジュアルなゲームをプレイする場合、RTX3050Tiでも十分な性能を確保できるため、GALLERIA ZL7C-R37THはややオーバースペックになる可能性があります。

GALLERIA ZL7C-R37THで何ができるのか、更に具体的に見ていきましょう。

VRMark ベンチマーク

GALLERIA ZL7C-R37THのVRMARKベンチマーク

GALLERIA ZL7C-R37THのVRMarkでのベンチマーク計測結果は8,742でした。

VRMarkはVRゲームがプレイできるかどうか調査するベンチマークソフトです。

VRMarkによるVRゲームプレイ可否の判断基準は5000であり、VRMarkのスコアが5000以上ならVRゲームプレイ可能な「VR Ready」の扱いとなります。

GALLERIA ZL7C-R37THは8,742ですので一応VRゲームがプレイ可能ではありますが、かなりギリギリなのでゲームによって動作が重くなる可能性があります。

ファイナルファンタジー14 ベンチマーク

GALLERIA ZL7C-R37THのFF14ベンチマーク

GALLERIA ZL7C-R37THでのFF14 暁月の終焉Verのベンチマークスコア(DirectX 11)です。

計測条件はフルHD(1920×1080)の仮想フルスクリーンモードで、最高品質です。

ゲーミングノートPCながら最高品質設定で「非常に快適」の評価が得られているので、GALLERIA ZL7C-R37THではFF14を最高の環境で問題なくプレイできます。

FF14はMMORPGの中でも高いグラフィックを誇るゲームであり、FF14が快適に動作するなら他のMMORPGも快適に動作します。

GALLERIA ZL7C-R37THのベンチマーク結果であれば、今後のアップデートも含めFF14が快適にプレイできるでしょう。

ファイナルファンタジー15 ベンチマーク

GALLERIA ZL7C-R37THのFF15ベンチマーク
フルHD 標準品質
GALLERIA ZL7C-R37THのFF15ベンチマーク
フルHD 高品質

GALLERIA ZL7C-R37THにおける、FF15のベンチマークスコアです。

計測条件はフルHDのボーダーレス設定において、高品質・標準品質の2つで行っています。

動作が重いことで有名なFF15において、高品質でも「快適」の評価が得られていることに驚きですが、標準品質まで設定を落とせば「とても快適」の評価が得られました。

FF15のベンチマークソフトでこれほどの評価が得られるなら、GALLERIA ZL7C-R37THでは最新ゲームも問題なく快適にプレイできるでしょう。

またMODの導入にもある程度対応できることが予想でき、マインクラフトのようなもともとの動作が軽いゲームなら、MODを導入することに問題はなさそうです。

ドラゴンクエスト10 ベンチマーク

GALLERIA ZL7C-R37THのDQ10ベンチマーク

ドラクエ10はゲーミングPCではない通常PCでもプレイできるぐらい軽いゲームです。

ここまでのベンチマーク結果で高い評価を得られたGALLERIA ZL7C-R37THでは、当然最高品質で快適にプレイができます。

混雑した町や激戦の戦闘でもしっかり動作するでしょう。

FPSゲーム(APEX・フォートナイトなど) ベンチマーク

 低品質普通ウルトラ
APEX437.8294.7151.7
Fortnite411.5274.8138.1
Valorant714.9531.3347.6
PUBG357.2234.6112
COD:BOCW432.9291149.1

GALLERIA ZL7C-R37THのフレームレート平均値をFPSゲーム別にまとめた表で、すべてフルHD画質です。

GALLERIA ZL7C-R37THではどのゲームのウルトラ設定でも、100fps以上を維持することができます。

16インチ165Hzの液晶の性能をフル活用する場合は、ウルトラ設定でもゲームによって144fpsでのプレイが可能ですが、普通設定で高フレームレートを確実に維持したほうが良いでしょう。

165Hzが上限のため、低品質まで落とす必要はないでしょう。

以上のことから、GALLERIA ZL7C-R37THでFPSゲームをプレイするなら、「普通設定~ウルトラ」がおすすめです。

GALLERIA ZL7C-R37THのメリット・デメリット

メリット

  • 軽量薄型ながら高性能なハイエンドマシン
  • 最新のPCゲームが快適にプレイできる
  • 高リフレッシュレートでゲームができる
  • Thunderbolt4でデータの高速転送や高速充電が可能

デメリット

  • 入出力ポートが少ない
  • MMORPGやカジュアルゲームにはオーバースペックになる

レビューから見るGALLERIA ZL7C-R37THのメリット・デメリットは以上の通りです。

デメリットはほとんどなく、問題となるのはポートの少なさぐらいですが、これはハブを使用することで解決できます。

GALLERIA ZL7C-R37THのレビューまとめ

GALLERIA ZL7C-R37THのレビュー検証結果をまとめると以下の通りです。

16インチ165Hz液晶を搭載したFPSゲーム向けモデル
軽量薄型で学生や社会人にもおすすめ
高性能でプレイできないゲームはないと考えられる
MMOやカジュアルゲームではオーバースペックになる
USBポートをたくさん使う方には少し不便な面もある

高性能なCPUとGPUを搭載したハイエンドモデルで、場所を取らないゲーミングノートPCでFPSゲームや高グラフィックゲームをプレイしたい方におすすめの1台と言えるでしょう。

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ナオ

ゲーミングPC情報サイト「naolog」の管理人です。学生時代から自作ゲーミングPCを趣味にし、初めてプレイしたオンラインゲームは"ウルティマオンライン"です。MODを導入して"Cities: Skylines"や"スカイリム"、スポーツゲームなどで遊んでいます。アイコンは手持ちのゲーミングPCを利用してAIにて作成したもので、残念ながら管理人の外見とは関係ありません。

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