GALLERIA RM5C-R36のレビュー | 低価格カジュアルモデル

GALLERIA RM5C-R36のレビューをしていきます。

GALLERIA RM5C-R36は「Core i5-12400」と「GeForce RTX 3060 12GB」を搭載した、低価格のカジュアルモデルです。

ここではGALLERIA RM5C-R36にどの程度のゲーミング性能があるのかを検証していきます。

GALLERIA RM5C-R36の外観構造

GALLERIA RM5C-R36の外観特徴

• デスク上にも置けるミドルタワー
• 10箇所のUSBポート（前面4/背面6）
• 光学ドライブなし
• Wi-Fiなし
• Bluetoothなし

GALLERIA RM5C-R36はミドルタワーで、ケースサイズは「220（幅）×440（奥行き）×425（高さ） mm」。
デスク上に設置しても圧迫感がありません。

USBポートは10箇所備えられていて、前面はすべてUSB3.2です。
前面のUSBポートは足元設置した際にちょうど使用しやすい上部に設定されていますし、本体に高さがないのでデスク上に設置しても活用できます。

光学ドライブ・Wi-Fi・Bluetoothは搭載されていません。
光学ドライブは注文時のカスタマイズでDVDやBlu-rayの光学ドライブを増設できます。
Wi-FiやBluetoothについても、カスタマイズで増設可能です。

正面・上部構造と入出力ポート

デスク上に設置しても、デスク足元に設置しても快適に利用できます。

PC本体上部はすべて排気口になっているので、モノを置いて塞がないようにしましょう。

光学ドライブをカスタマイズにて増設すると、GALLERIAロゴ上部の四角い部分に追加されます。

前面上部には以下の入出力ポートがあります。

• USB 3.2 Gen1 Type-A x 4
• イヤホン
• マイク

前面上部のUSBポートは4つあるので、頻繁に抜き差しするスマホや、マウス・キーボード・ゲームパッドのレシーバーを取り付けても良いでしょう。

正面上部に入出力ポートが集約されているので、PCを床置きした場合でも座りながらの抜き差しがしやすいです。

背面構造と入出力ポート

GALLERIA RM5C-R36の背面には多数の入出力端子、排気口があります。

背面はできるだけ壁から離して設置しましょう。
ケース本体側面は両側とも排気口が設置されているので、側面も壁から離して設置する必要があります。

サイドパネルを外す際のネジは本体背面にあります。

GALLERIA RM5C-R36の背面には以下のポートが搭載されています。

• USB 2.0 ×4
• USB 3.2 GEN2 Type-A ×2
• 有線LANケーブル接続
• スピーカー出力
• マウス/キーボード用接続ポート

USBポート付近にHDMIポートがありますが、使用不可シールで塞がれています。
GALLERIA RM5C-R36ではグラフィックボードからモニター出力するため使いません。

ここに接続してしまい、モニターが表示されないトラブルもよくありますので注意しましょう。
モニター出力は下方にあるグラフィックボードに接続する必要があります。

• HDMI ×1
• Displayport ×3

同時に接続（DisplayportとHDMIなど）することで、マルチディスプレイで使用することもできます。
Displayportの方が出力性能が高いです。

ケース内部構造

GALLERIA RM5C-R36のサイドパネルを外した内部構造です。
オーソドックスなタワーケースなので、左側面のサイドパネルを外せばパーツが確認できます。
電源ユニットは右側面のパネルを外すと確認できます。

後からカスタマイズする際は事前にパーツの設置スペースと電源容量を確認しましょう。

GALLERIA RM5C-R36のベンチマーク実測値

GALLERIA RM5C-R36を様々なベンチマークソフトで実測値計測してみました。

• 3DMARK：グラフィック性能計測
• VRMARK：VR性能計測
• FF14：FF14がどんな環境で動作できるか
• FF15：高負荷PCゲームがどの環境で動作するか
• DQ10：要求スペックの低いドラクエ10でどんな性能を発揮するか

更にベンチマークソフトはありませんが、スコアを踏まえFPSゲームのプレイ環境検証を行います。

3DMark ベンチマーク

GALLERIA RM5C-R36の3DMark TimeSpyでのベンチマーク計測結果は8,433でした。

NVIDIAグラボを搭載した他機種とのスコア比較です。

GALLERIA RM5C-R36に搭載された「GeForce RTX 3060」はカジュアル向けなので、グラフィック性能は他のGPUに比べて数値は見劣りします。

搭載CPUの「Core i5-12400」はとても性能が高いので、CPU性能は他の機種に比べても遜色がありません。

とはいえRTX3070以上を搭載したモデルは20万円を超えるので、価格差を考えるとコスパは良いと言えます。

GALLERIA RM5C-R36では何ができるのか、具体的に見ていきましょう。

VRMark ベンチマーク

GALLERIA RM5C-R36のVRMarkでのベンチマーク計測結果は12,073でした。

VRMarkはVRゲームがプレイできるかどうか調査するベンチマークソフトです。

VRMarkによるVRゲームプレイ可否の判断基準は5000であり、VRMarkのスコアが5000以上ならVRゲームプレイ可能な「VR Ready」の扱いとなります。

GALLERIA RM5C-R36は12,073ですので、VRゲームもプレイ可能です。

ファイナルファンタジー14 ベンチマーク

GALLERIA RM5C-R36にてFF14 暁月の終焉Verのベンチマークスコア（DirectX 11）です。

計測条件はフルHD/WQHD/4Kの最高品質設定でフルスクリーンモードです。

4Kでもやや快適の評価は得られていますがスコアは低く、4Kでのプレイは現実的ではありません。

WQHDならギリギリ、快適性を追求するならフルHDでのプレイが理想となります。

FF14はMMORPGの中でも高いグラフィックを誇るゲームであり、FF14が快適に動作するなら他のMMORPGも快適に動作します。

フルHDならば、今後のアップデートも含めFF14が快適にプレイできるでしょう。

ファイナルファンタジー15 ベンチマーク

GALLERIA RM5C-R36における、FF15の解像度別ベンチマークスコアです。

計測条件はフルHD/WQHD/4Kの高品質でボーダーレスです。

要求スペックの高いFF15のベンチマークソフトでは、最新ゲームへの対応やMODの導入に関する指針になります。

4Kは普通評価ですが、シーンによってカクつく可能性があり現実的ではありません。

WQHDは快適評価を得ているもののスコアが低く、FF15のような高グラフィックゲームをプレイするならフルHDが良いでしょう。

ゲームの求めるスペックによっては、設定を落とすことで快適性を向上できます。

以上の結果から、最新ゲームはフルHD画質で快適にプレイできるほか、多少のMODへの対応も可能であると言えます。

ドラゴンクエスト10 ベンチマーク

ドラクエ10はゲーミングPCではない通常PCでもプレイできるぐらい軽いゲームです。

4K解像度でもとても高いスコアが得られました。

ここまでのベンチマーク結果で高い評価を得られたGALLERIA RM5C-R36では、当然最高品質で快適にプレイができます。

混雑した町や激戦の戦闘でもしっかり動作するでしょう。

FPSゲーム（APEX・フォートナイトなど） ベンチマーク

GALLERIA RM5C-R36に搭載されている「Core i5-12400＋GeForce RTX 3060」のフレームレート平均値をFPSゲーム別にまとめた表です。

FPSゲームをプレイするために理想とされる、120fpsを下回る数値は赤くマーキングしています。

動作の軽いValorantを除き、どの画質でプレイする場合でも設定は「普通以下」とした方が良さそうです。

そもそもFPSゲームはグラフィックよりフレームレートを重視するべきで、ギリギリ120fps出せる4Kよりも、数値上240fps出せるフルHDの方が勝率は高くなります。

GALLERIA RM5C-R36でFPSゲームをプレイする場合は、「WQHD以下の普通設定」が最も性能を活かし、勝率の高まるフレームレートを維持できるでしょう。

GALLERIA RM5C-R36のレビュー総評

GALLERIA RM5C-R36のレビュー検証結果をまとめると以下の通りです。

✔ 足元設置での利便性が高いケースを採用
✔ フルHDならジャンル問わず最新のPCゲームで困ることはない
✔ 4Kでのゲームプレイは難しい
✔ 多少のMOD導入には対応できる

GPUの「GeForce RTX 3060」はコスパがとても良く、カジュアルゲーマーには十分の性能を備えています。

CPUの「Core i5-12400」もとても優れたCPUなので、カジュアル向けながらしっかりゲームをプレイできます。

カジュアルにPCゲームを遊びたい、初めてゲーミングPCを購入する方におすすめの1台と言えるでしょう。