この記事では、こんな要望にお答えします。
ゲーミングPCの消費電力は超ハイスペックマシンで750Wほどです。
ロースペックなら400W、ミドルスペックなら700Wが主流です。
一般的な賃貸物件では15~20A(1500~2000W)が使用電力の上限ですが、ゲーミングPCを使うのは現実的なのでしょうか。
自宅のブレーカーで、ゲーミングPCを使ってもブレーカーが落ちないか確認する方法
について解説します。
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ブレーカーから自宅の上限電源と、ゲーミングPCの消費電力を考える
まずはご自宅のブレーカーを確認してみてください。
一般家庭のブレーカーであれば、一軒家・賃貸どちらの場合も上の画像と似た構造になっているはずです。
ブレーカーは左の大きい部分が「契約ブレーカー」、右のいくつかある部分が「安全ブレーカー」という構造になっています。
まずあなたの家で使える電力の上限は「契約ブレーカー」に記載のある数字、上の画像で言えば30A(=3000W)が上限です。
次に「安全ブレーカー」に注目してみると、上画像では20という数字が打刻されていますね。
これは、同じエリア(部屋)で同時に使える電気量の上限は20A(=2000W)という意味です。
ブレーカーが落ちた時に、電気が消える部屋と点いたままの部屋がありますよね?あれがエリア分けです。
上の画像で安全ブレーカーは複数あり、それぞれ20と打刻されていますが、全ての部屋で20A使えるわけではありません。
あくまであなたの家の電力上限は30Aであり、かつ各エリア(部屋)の上限が20Aということですから、部屋①で20A使用中に部屋②で11A以上使用すると、契約ブレーカーが落ちます。
このように、まずあなたの家の「契約ブレーカー」で家全体の電力上限を確認します。
次に「安全ブレーカー」で各エリアの電力上限を確認してください。
そして家全体で使う電化製品、各エリアで使う電化製品から、ゲーミングPCを追加してもブレーカーは落ちないか割り出すことができます。
ゲーミングPCの消費電力は、この記事の冒頭で超ハイスペックマシンで750Wと解説しました。
750Wというのはあくまで最大消費電力であり、アイドリング時は40%程度、高負荷時で70%程度と考えておけばOKです。
ゲーミングPCでブレーカーを落とさないために
家の中を見渡すと、常時使う電化製品とそうでない電化製品があるはずです。
アイロン | 14A |
---|---|
洗濯乾燥機 | 14A |
電子レンジ | 13A |
エアコン | 12A |
浴室乾燥機 | 12A |
電気ポッド | 12A |
掃除機 | 12A |
ドライヤー | 12A |
電気カーペット | 8A |
こたつ | 6A |
テレビ | 2A |
一般的な電化製品の消費電力はこのようになっています。(※機種やメーカーによって異なるので、あくまで目安)
ゲーミングPC関係なく、どのみち同時に使うのは無理ですから、アイロンやドライヤーなどと一緒に使わないなど配慮すれば、ゲーミングPCも問題なく使用できるでしょう。
また、どう考えても安全ブレーカーではなく、契約ブレーカーの最大電量が足りない場合は、契約電力を上げるという方法もあります。