ゲーミングモニターのケーブルについて以下の内容で解説します。
- ケーブルの種類と特徴
- ケーブル毎の解像度、リフレッシュレート
使用するケーブルによってパフォーマンスが異なるため、自身のPCにあったケーブル選ぶ必要があります。
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ゲーミングモニターケーブルの種類
モニターとPCを繋ぐケーブルは主に以下の3種類です。
・DVIケーブル
・HDMI
・DisplayPort
購入するPCやモニターによって、使用できるケーブルが異なります。
現行のゲーミングPCはHDMIとDisplayPortを採用されていることが多いです。
DVIケーブルは高リフレッシュレートに対応していないため採用率が下がっています。
DVIケーブル
DVIケーブルは昔からPCとモニターを繋ぐケーブルとして採用されているケーブルです。
一般PCには現在でも採用されていますが、ゲーミングPCでの採用率は下がっています。
安定性が高いケーブルですが、高解像度時のリフレッシュレートが低いです。
デジタル信号しか送れないDVI-Dとアナログとデジタル信号の両方を送れるDVI-Iケーブルがあります。
PCに採用されているのは主にDVI-D端子です。
HDMI
HDMIは最近のPCや家庭用ゲーム機によく採用されているケーブルです。
PC以外にも採用されているため普及率が高く、現行ゲーミングPCにも接続端子があります。
いくつかバージョンがあり、よく見かけるのはHDMI1.4やHDMI2.0です。
最新バージョンはHDMI2.1で、10K/120Hzにも対応しています。
ただし、10Kは対応しているデバイスが無いため今のところ使い道がありません。
DVIケーブルに比べて安定性に欠けますが、高解像度・高リフレッシュレートを実現できるケーブルで、開発・販売しているメーカーも多いです。
DisplayPort
DisplayPortは現行のデスクトップゲーミングPCで最も採用されています。
RTX 20シリーズやRTX 30シリーズのグラフィックボードはDisplayPortの端子が複数搭載されています。
HDMIと違いデスクトップPCにしか採用されていないケーブルなので、知名度は低いですね。
バージョンはDisplayPort1.2とDisplayPort1.4が存在します。
DisplayPort1.4は4K/120Hzに対応しておりDisplayPort1.2よりも高性能ですが、フルHDで使うならどちらも240Hz対応なので、バージョンを気にせず購入できます。
ゲーミングモニターケーブル毎の解像度・リフレッシュレート
映像端子 | 最大解像度 | リフレッシュレート |
---|---|---|
DVI-I | 3840×2400(33Hz) | 144Hz |
DVI-D | 3840×2400(33Hz) | 144Hz |
HDMI1.4 | 5120×2880(30Hz) | 120Hz |
HDMI2.0 | 7680×4320(30Hz) | 144Hz |
HDMI2.1 | 10240×4320(60Hz) | 240Hz |
DisplayPort1.2 | 5120×2880(30Hz) | 240Hz |
DisplayPort1.4 | 7680×4320(60Hz) | 240Hz |
以上がケーブル毎の最大解像度とフルHD時のリフレッシュレートです。
DVIケーブルはフルHDでも144Hzしか出せません。
最大解像度も低いので、高性能なケーブルを求めている方には向いていません。
ゲーミングPCでの採用率も下がっているため、今後は使われなくなっていくケーブルです。
HDMI1.4はフルHD/120Hzまでしか対応していません。
HDMIケーブルを採用する場合は、バージョン2.0以上を選びましょう。
メーカーによってはバージョンが記載されていませんが、代わりにカテゴリが記載されています。
2.0はカテゴリ「プレミアムハイスピード」、2.1はカテゴリ「ウルトラハイスピード」です。
240Hzモニターを使用している場合はHDMI2.0では性能不足なので、HDMI2.1がおすすめです。
DisplayPortケーブルはどちらのバージョンを選んでもフルHD/240Hzを出せます。
HDMIのバージョンやカテゴリを間違えたくない方は、DisplayPortケーブルを選択しましょう。
バージョン1.2と1.4の違いは最大解像度と4K時のフレームレートです。
バージョン1.2では4K/50Hzまでしか出せないため、快適なプレイをしたい方は4k/120Hzに対応したバージョン1.4が必要です。
ゲーミングモニターケーブルはDisplayPortがおすすめ
現行のゲーミングPCに採用するならDisplayPortケーブルがおすすめです。
最新グラフィックボードでの採用率が高く端子が複数配置されているため、マルチディスプレイにも対応できます。
バージョンを気にせず購入してもフルHD/240Hzで使えるので、HDMIケーブルよりも選びやすいです。
最も性能が高いケーブルはHDMI2.1ですが、対応しているモニターが少なく、マザーボードの端子数も少ないので今はDisplayPort1.4が最適です。