Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルのレビューをしていきます。
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルは「Ryzen 5 4500」と最新の「GeForce GTX 1660 SUPER 6GB」を搭載した、エントリーモデルです。
価格が安くカジュアルにゲームをプレイする方や、お子様向けのパソコンとして最適です。
ここではLightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルにどの程度のゲーミング性能があるのかを検証していきます。
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルの外観構造
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルの外観特徴
- デスク上にも置けるミドルタワー
- 8箇所のUSBポート(前面2/背面6)
- DVDスーパーマルチドライブ搭載
- Wi-Fiなし
- Bluetoothなし
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルはミドルタワーで、ケースサイズは「190(幅)×420(奥行き)×360(高さ) mm」。
デスク上に設置しても圧迫感がありません。
USBポートは8箇所備えられていて、前面にはUSB3.0が2つです。
前面のUSBポートは中段あたりに備えられているので、足元に設置するとやや低く使いにくいです。
光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブが標準搭載されています。
Wi-Fi・Bluetoothは搭載されていませんが、カスタマイズで増設可能です。
正面・上部構造と入出力ポート
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルは本体の高さがないこと、USBポートや光学ドライブの位置から、デスク上やラックに置いた方が快適に利用できます。
PC本体上部は排気口になっていないので、多少の備品ならば上に設置しても問題はありません。
前面中段には以下の入出力ポートがあります。
- USB 3.0 x2
- オーディオアウト / イン
前面中段のUSBポートは2つなので、頻繁に抜き差しするスマホや、マウス・キーボードのレシーバーを取り付けると便利です。
背面構造と入出力ポート
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルの背面には多数の入出力端子、排気口があります。
背面はできるだけ壁から離して設置しましょう。
ケース本体左側は排気口が設置されているので、壁から離して設置する必要があります。
サイドパネルを外す際のネジは本体背面にあります。
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルの背面には以下のポートが搭載されています。
- USB 2.0 ×4
- USB 3.2 GEN2 Type-A ×2
- 有線LANケーブル接続
- スピーカー出力
- マウス/キーボード用接続ポート
- HDMI ×1
- Displayport ×3
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルはグラフィックボードが搭載されているので、映像出力は下の方にあるグラフィックボードの出力に接続します。
同時に接続(DisplayportとHDMIなど)することで、マルチディスプレイで使用することもできます。
Displayportの方が出力性能が高いです。
ケース内部構造
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルのサイドパネルを外した内部構造です。
オーソドックスなタワーケースなので、左側面のサイドパネルを外せばパーツが確認できます。
パーツを増設するゆとりはありますが、事前に設置スペースと電源容量を必ず確認しましょう。
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルのベンチマーク実測値
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルを様々なベンチマークソフトで実測値計測してみました。
- 3DMARK:グラフィック性能計測
- VRMARK:VR性能計測
- PCMARK:PCの総合性能
- FF14:FF14がどんな環境で動作できるか
- FF15:高負荷PCゲームがどの環境で動作するか
- DQ10:要求スペックの低いドラクエ10でどんな性能を発揮するか
更にベンチマークソフトはありませんが、スコアを踏まえFPSゲームのプレイ環境検証を行います。
3DMark ベンチマーク
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルの3DMark TimeSpyでのベンチマーク計測結果は5,913でした。
GPU | CPU | |
---|---|---|
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデル (GeForce RTX 4070 Ti) |
5,800 | 6,651 |
RTX 3090搭載モデル | 18,956 | 12,696 |
GALLERIA ZA7C-R37T (GeForce RTX 3070 Ti) |
14,504 | 15,584 |
GALLERIA RM5C-R36 (GeForce RTX 3060) |
8,381 | 8,743 |
NVIDIAグラボを搭載した他機種とのスコア比較です。
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルには、現在ではスペックの低い「GeForce GTX 1660 SUPER 6GB」が搭載されているので、グラフィックスコアは他モデルに比べ低いです。
CPUには低価格でコスパの良い「Ryzen 5 4500」が搭載されており、低いながらGPUスコアとCPUスコアのバランスがとても良い点が特徴的です。
数年前まではこのスコアでも15万円程度であったので、このスコアで10万円を切るのはコスパが良いと言えます。
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルでは何ができるのか、具体的に見ていきましょう。
VRMark ベンチマーク
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルのVRMarkでのベンチマーク計測結果は8,654でした。
VRMarkはVRゲームがプレイできるかどうか調査するベンチマークソフトです。
VRMarkによるVRゲームプレイ可否の判断基準は5000であり、VRMarkのスコアが5000以上ならVRゲームプレイ可能な「VR Ready」の扱いとなります。
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルは、VRゲームもプレイ可能です。
ファイナルファンタジー14 ベンチマーク
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルにてFF14 暁月の終焉Verのベンチマークスコア(DirectX 11)です。
計測条件は高品質(2560×1440)の仮想フルスクリーンモードです。
FF14はMMORPGの中でも高いグラフィックを誇るゲームであり、FF14が快適に動作するなら他のMMORPGも快適に動作します。
パフォーマンスを向上させるなら、画像品質を標準に下げることもできます。
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルでは、FF14が問題なくプレイできるでしょう。
ファイナルファンタジー15 ベンチマーク
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルにおける、FF15の解像度別ベンチマークスコアです。
計測条件は高品質と標準品質のボーダーレス設定です。
要求スペックの高いFF15のベンチマークソフトでは、最新ゲームへの対応やMODの導入に関する指針になります。
高品質ではやや快適と物足りない評価ですが、標準品質なら十分プレイが可能でしょう。
またこのスコアから、マインクラフトなど元のゲームの必要スペックが低いゲームにおいては、多少のMODを導入してもプレイすることができそうです。
ドラゴンクエスト10 ベンチマーク
ドラクエ10はゲーミングPCではない通常PCでもプレイできるぐらい軽いゲームです。
4K解像度でもとても高いスコアが得られました。
ここまでのベンチマーク結果で高い評価を得られたLightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルでは、当然最高品質で快適にプレイができます。
混雑した町や激戦の戦闘でもしっかり動作するでしょう。
FPSゲーム(APEX・フォートナイトなど) ベンチマーク
低品質 | 普通 | 最高 | |
---|---|---|---|
APEX | 327 | 212.8 | 98.6 |
Fortnite | 322.1 | 209.3 | 96.5 |
Overwatch 2 | 330.5 | 215.3 | 100.1 |
Valorant | 509.7 | 269.9 | 192.5 |
PUBG | 277 | 177.5 | 78.0 |
COD:MWⅡ | 250.8 | 159.4 | 68.0 |
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルに搭載されている「Ryzen 5 4500+GeForce GTX 1660 SUPER 6GB」のフレームレート平均値をFPSゲーム別にまとめた表です。
FPSゲームをプレイするために理想とされる、120fpsを下回る数値は赤くマーキングしています。
動作の軽いVallorantを除き、最高設定では120fpsを上回ります。
240fpsでプレイしたい場合は設定を落とすことで、すべてのゲームで実現可能です。
そもそもFPSゲームはグラフィックよりフレームレートを重視するべきで、ギリギリ120fps出せる4Kよりも、数値上240fps出せるフルHDの方が勝率は高くなります。
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルでFPSゲームをプレイする場合は、フルHDの普通設定や低品質設定がおすすめです。
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルのレビュー総評
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデルのレビュー検証結果をまとめると以下の通りです。
✔ 足元設置での利便性が高いケースを採用
✔ フルHDならジャンル問わず最新のPCゲームで困ることはない
✔ 4Kでのゲームプレイは難しい
✔ 元ゲームのスペック次第で多少のMOD導入には対応できる
GPUの「GeForce GTX 1660 SUPER 6GB」、CPUの「Ryzen 5 4500」ともにスペックはそれほど高くないものの、コスパに優れた構成となっています。
カジュアルにPCゲームを遊びたい、子供用にゲームもできるパソコンが欲しい方におすすめの1台と言えるでしょう。
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。