GALLERIA XL7C-R46の実機レビューをしていきます。
GALLERIA XL7C-R46は、Core i7-13700HとGeForce RTX 4060 8GB LaptopGPUを搭載した、ミドルスペックのゲーミングノートPCです。
ディスプレイは15.6型の144fpsと、ゲームジャンル問わず快適にプレイできる性能を備えています。
このレビューでは、GALLERIA XL7C-R46の外観検証やベンチマーク計測を行い、実際にはどの程度のゲーミング性能があるのかを検証していきます。
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。
GALLERIA XL7C-R46の外観構造
GALLERIA XL7C-R46の外観特徴
- ディスプレイサイズは15.6インチ(144Hz)
- 最薄部20mm、重量約2.2kgのコンパクト設計
- Wi-Fi 6 AX201NGWを搭載し、高速無線通信が可能
- HDMI2.1からモニター出力可能
ディスプレイはオーソドックスな15.6インチサイズのノングレア(⾮光沢 フルHD液晶 1920×1080ドット表示)です。
リフレッシュレート144Hzに対応しているので、ゲームでも滑らかな描写が可能です。
HDMI2.1でのモニターへの映像出力によって、自宅では大型モニターに出力して、疑似デスクトップとしても使用できます。
超高速なWi-Fi 6 AX201NGWを備えているため、高速インターネット環境下での無線接続によるゲームプレイも可能です。
Bluetooth 5.2を標準搭載しているので、コントローラーなどのデバイスの無線接続も簡単です。
天板・キーボード
本体サイズは「360(幅) x 245(奥行) x20(高さ 最薄部)mm」
重さはバッテリー込みで約2.2kgです。
光学ドライブは非搭載なので、必要な場合は外付け光学ドライブ(2,000円程度)を用意しておくと良いでしょう。
キーボードはテンキー搭載型で、シングルRGB LEDが搭載されています。
側面・入出力ポート
GALLERIA XL7C-R46の左側面には以下のポートが搭載されています。
- セキュリティスロット
- USB2.0 Type-A ×1
- 音声出力/マイク入力ジャック
GALLERIA XL7C-R46の右側面には以下のポートが搭載されています。
- SDカードリーダー(SDXC/SDHC対応)
- USB3.2 Gen1 Type-A ×2
GALLERIA XL7C-R46のUSBポートは計3つと少ないので、USBポートを拡張できるハブなどを活用すると便利です。
背面・底面
GALLERIA XL7C-R46の背面には以下のポートが搭載されています。
- miniDP1.4a
- USB3.2 Gen2 Type-C
- 1GB対応有線LANポート
- 電源
GALLERIA XL7C-R46の底面には排熱口が備えられています。
通常のゲーミングノートPCでは、底面全体がメッシュ状になっていることが多いですが、このモデルでは限られたスペースのみが排熱口になっています。
使用する際はここを塞いでしまわないように注意が必要です。
GALLERIA XL7C-R46のベンチマーク実測値
GALLERIA XL7C-R46を様々なベンチマークソフトで実測値計測してみました。
- 3DMARK:グラフィック性能計測
- VRMARK:VR性能計測
- FF14:FF14がどんな環境で動作できるか
- FF15:高負荷PCゲームがどの環境で動作するか
- DQ10:要求スペックの低いドラクエ10でどんな性能を発揮するか
更にベンチマークソフトはありませんが、スコアを踏まえFPSゲームのプレイ環境検証を行います。
3DMark ベンチマーク
GALLERIA XL7C-R46の3DMark TimeSpyでのベンチマーク計測結果は10,602でした。
GPU | CPU | |
---|---|---|
GALLERIA XL7C-R46 (GeForce RTX 4060 8GB Laptop) |
10,407 | 11,868 |
GeForce RTX 3070 Ti Laptop搭載モデル | 9,199 | 9,488 |
GeForce RTX 3060 Laptop搭載モデル | 7,710 | 7,031 |
GeForce GTX 1650 Laptop搭載モデル | 3,872 | 6,455 |
NVIDIAグラボを搭載した他機種とのスコア比較です。
GALLERIA XL7C-R46に搭載されている「GeForce RTX 4060 8GB Laptop」は、1つ前の世代で高性能であった「GeForce RTX 3070 Ti Laptop搭載モデル」のスコアを凌駕しています。
GPU・CPUそれぞれのスコアで過去モデルを凌ぎ、また価格も「GeForce RTX 3070 Ti Laptop搭載モデル」より下がっています。
GALLERIA XL7C-R46で何ができるのか、更に具体的に見ていきましょう。
VRMark ベンチマーク
GALLERIA XL7C-R46のVRMarkでのベンチマーク計測結果は6,772でした。
VRMarkはVRゲームがプレイできるかどうか調査するベンチマークソフトです。
VRMarkによるVRゲームプレイ可否の判断基準は5,000であり、VRMarkのスコアが5,000以上ならVRゲームプレイ可能な「VR Ready」の扱いとなります。
GALLERIA XL7C-R46は11,000ですので一応VRゲームがプレイ可能ではありますが、かなりギリギリなのでゲームによって動作が重くなる可能性があります。
ファイナルファンタジー14 ベンチマーク
GALLERIA XL7C-R46でのFF14 暁月の終焉Verのベンチマークスコア(DirectX 11)です。
計測条件はフルHD(1920×1080)の仮想フルスクリーンモードで、最高品質です。
「非常に快適」の評価が得られているので、GALLERIA XL7C-R46ではFF14を問題なくプレイできます。
FF14はMMORPGの中でも高いグラフィックを誇るゲームであり、FF14が快適に動作するなら他のMMORPGも快適に動作します。
GALLERIA XL7C-R46のベンチマーク結果であれば、今後のアップデートも含めFF14が快適にプレイできるでしょう。
ファイナルファンタジー15 ベンチマーク
GALLERIA XL7C-R46における、FF15のベンチマークスコアです。
動作が重いことで有名なFF15のベンチマークにおいて、高品質設定で「とても快適」の評価が得られています。
この評価からは、GALLERIA XL7C-R46が高いゲーミング性能を備え、最新ゲームも快適にプレイできると言えます。
ゲームによってはMODを導入しても問題なく動作するでしょう。
ドラゴンクエスト10 ベンチマーク
ドラクエ10はゲーミングPCではない通常PCでもプレイできるぐらい軽いゲームです。
ここまでのベンチマーク結果で高い評価を得られたGALLERIA XL7C-R46では、当然最高品質で快適にプレイができます。
混雑した町や激戦の戦闘でもしっかり動作するでしょう。
FPSゲーム(APEX・フォートナイトなど) ベンチマーク
低品質 | 普通 | 最高品質 | |
---|---|---|---|
APEX | 382.4 | 253.1 | 123.8 |
Fortnite | 356.8 | 234.3 | 111.8 |
Valorant | 567.3 | 398.4 | 229.5 |
PUBG | 306.7 | 198.4 | 90 |
COD:MW2 | 282.1 | 181 | 80 |
Overwatch2 | 372.9 | 246.1 | 119.3 |
Battlefield2042 | 310.3 | 200.9 | 91.5 |
GALLERIA XL7C-R46のフレームレート平均値をFPSゲーム別にまとめた表で、すべてフルHD画質です。
GALLERIA XL7C-R46は、144Hz対応のディスプレイを搭載しているので、その性能を最大限に発揮するには、Valorantを除き普通設定がおすすめです。
また逆に144Hzより高いfpsを確保しても、ディスプレイ仕様の問題で意味がありません。
FPSゲームは画質よりもFPSを優先することで勝ちやすく、また設定にそれほど大きく画質差はありません。
GALLERIA XL7C-R46のレビューまとめ
GALLERIA XL7C-R46のレビュー検証結果をまとめると以下の通りです。
✔ 15.6インチ144Hz液晶を搭載したミドルスペックモデル
✔ 持ち運び使用も可能なコンパクト設計
✔ 最新の高グラフィックゲームもプレイ可能
✔ FPSゲームを144Hzでプレイ可能
✔ USBポートをたくさん使う方はハブ使用を推奨
GALLERIA XL7C-R46は20万円以下と、ゲーミングノートPCとしては低価格ながら、どんなゲームにも対応できる万能なモデルです。
ゲーミングノートPCでどれを買えば良いか迷う方は、GALLERIA XL7C-R46を選べば間違いはないと言えるほどでしょう。
このモデルは販売を終了しました。
この記事で紹介するモデルが更にパワーアップした後継機種がリリースされています。