「保証の延長オプションは付けた方が良いの?」
この記事ではこんな悩みが解決できます。
記事の内容
- 保証延長オプションを付けたのに保証されなかった話
- BTOメーカーのゲーミングPC保証はどんな内容?
- ゲーミングPCの保証延長オプションがいらない理由
ゲーミングPCはとても高いので、保証は気になりますよね。
保証の仕組みはしっかり把握しておかないと、せっかく保証延長オプションを付けても対象外になってしまう場合があります。
私の知人はある行動のせいで、3年の保証延長オプションを付けていたにも関わらず、保証対象外となってしまいました。
その話を例に、ゲーミングPCの保証制度について紹介します。
保証延長オプションを付けたのに保証されなかった話
知人がミドルスペックのゲーミングPCを購入した際の話です。
彼はミドルスペックのゲーミングPCを「3年保証延長オプションを付けて」購入し、届いてすぐに以前使っていたゲーミングPCから「メモリ」と「SSD」を取り外し、新しいゲーミングPCに増設しました。
メモリは8GBから16GBになり、元々使っていた500GBのSSDを増設し、ゲームインストール用として使うことにしました。
電源容量の確認などもしっかり行っているので、無謀に増設しまくったわけではありませんでした。
2年ほど使用したあたりで、ゲーミングPCの調子が悪くなり、頻繁にブルースクリーンやフリーズを繰り返すようになり、自分なりに診断した結果CPUに問題があるらしい結論に至った。
彼は保証延長オプションに加入していたし、CPUは彼がカスタムした箇所ではなかったので、保証を使用しゲーミングPCをメーカーに送り、保証での修理依頼をした。
メーカーからの返答は「カスタムしているので保証適用外」ということでした。
CPUは何も触っていないと説明しても、他のパーツをカスタムすることで、CPUに影響があった可能性が否定できないので、保証は適用できないという対応だった。
BTOメーカーのゲーミングPC保証はどんな内容?
メーカー問わず、ゲーミングPCの保証期間は1年の場合がほとんどです。
購入時にゲーミングPCの価格の1割程度を追加で支払うことで、3年や4年の保証に延長が可能です。
ゲーミングPCはミドルスペックのもので15~20万円ですから、その1割となるとバカにできない金額です。
保証の適用条件
・自分でパーツ交換をするなど、カスタマイズした場合は適用外
・天災、電源ケーブルによる外部損傷は適用外
・所有者が違う(オークションで新古品を買ったなど)場合は適用外
・機器互換による相性によって発生する不具合は適用外
・自然消耗、摩耗による劣化は適用外
・他
適用外になるケースがたくさん設けられていますから、注意が必要です。
ゲーミングPCの保証延長オプションがいらない理由
上の適用条件を見ておわかり頂けるように、保証を適用するには条件がかなり限定的になります。
わかりやすく言えば
保証期間内に特に何もしていない、あんまり使っていない場合のみ保証が適用される。
ということなので、初期不良以外で保証制度が適用される場面があまりないのです。
せっかく保証を延長しても、適用対象外になれば意味がありません。
適用条件がかなり厳しいこと、保証延長オプションの価格が高いことを考えると、保証延長オプションはいらないです。
まとめ|通常保証は1年、適用は限定的で延長は不要
メモリとSSDを増設したことによって保証適用外となった知人は、それ以降保証延長オプションを付けることはなくなりました。
初期不良がある場合は届いてすぐに問題が発生しますし、遅くとも通常保証の1年以内には何らかの問題が起きます。
デスクトップは特にカスタムして使用するユーザーも多いですし、ちょっとした行動が「過失」と言われるケースもありますから、わざわざ1割を支払って付けるほど有効なオプションサービスでもないので、延長は不要でしょう。