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GALLERIA RM5R-G60のレビュー

2021年9月7日

(機材貸出元:株式会社サードウェーブ)

GALLERIA RM5R-G60のレビュー

ガレリア RM5R-G60のレビューをしていきます。

ガレリア RM5R-G60はGTX1660とRyzen 5 3500を搭載した、低価格のエントリーモデル。

ここではガレリア RM5R-G60にどの程度のゲーミング性能があるのか検証していきます。

レビュー項目

  • 外観:サイズ、入出力ポート、排気口の位置など
  • スペック検証:ベンチマークソフトによる検証
  • 総評:性能、価格からコスパの良さ、おすすめ度を決定

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ガレリア RM5R-G60の外観構造

GALLERIA RM5R-G60のレビュー

ガレリア RM5R-G60の外観・内部構造の特徴は以下の4点。

  • 本体サイズは220(幅)×440(奥行き)×425(高さ) mm
  • 入出力ポートは前面上部と背面に多数
  • 光学ドライブ(DVD)なし(カスタマイズ注文で追加可能)
  • Wi-Fi・Bluetoothは非搭載

ガレリア RM5R-G60のケースサイズは「220(幅)×440(奥行き)×425(高さ)」と高さのないミニタワーなので、デスク上に置いても圧迫感はありません。

入出力ポートは前面上部・背面に多数あるので、USBメモリなどちょっとしたものは前面に、挿しっぱなしにする機器は背面に接続すると良いでしょう。

デスクトップPCのため有線でのインターネット接続を前提としており、必要に応じて注文時のカスタマイズにてWi-Fiを増設できます。

またガレリア RM5R-G60には光学ドライブが搭載されておらず、DVDやBlu-rayを読み込むことはできません。

こちらも必要に応じてカスタマイズで追加するか、外付けデバイスを使用する必要があるでしょう。

正面・上部構造と入出力ポート

GALLERIA RM5R-G60のレビュー

上面はすべて排気口になっています。

ミニタワーなのでデスク上に置いても圧迫感はありませんが、PC上にモノは置かないようにしましょう。

光学ディスクドライブは非搭載ですが、正面ロゴ上に光学ドライブ取り付け箇所があります。

カスタマイズで追加すると、この部分が光学ドライブになります。

GALLERIA RM5R-G60のレビュー

前面上部には以下の入出力ポートがあります。

  • USB 3.2 Gen1 Type-A ×4
  • イヤホン
  • マイク

前面上部のUSBポートは4つあるので、頻繁に抜き差しするスマホや、マウス・キーボード・ゲームパッドのレシーバーを取り付けても良いでしょう。

正面上部に入出力ポートが集約されているので、PCを床置きした場合でも座りながらの抜き差しがしやすいです。

背面構造と入出力ポート

GALLERIA RM5R-G60のレビュー

ガレリア RM5R-G60の背面には多数の入出力端子、排気口があります。

背面はできるだけ壁から離して設置しましょう。

ケース本体左側がクリアサイドパネルになっており、動作中も内部の確認が可能です。

サイドパネルを外す際のネジも本体背面にあります。

GALLERIA RM5R-G60のレビュー

ガレリア RM5R-G60の背面には以下のポートが搭載されています。

  • USB 3.2 Gen1 Type-A x 2
  • USB2.0 x 4
  • マウス/キーボード用接続ポート
  • 有線LANケーブル接続
  • スピーカー出力

上部にはHDMIやDisplayportの接続も見えますが、ガレリア RM5R-G60ではグラフィックボードからモニター出力するため使いません。

ここに接続してしまい、モニターが表示されないトラブルもよくありますので注意しましょう。

外部出力は下方にあるグラフィックボードに接続する必要があります。

  • HDMI ×1
  • Displayport ×1
  • DVI ×1

これらを同時に接続(DisplayportとHDMIなど)することで、マルチディスプレイで使用することもできます。

Displayportの方が出力性能が高いです。

ケース内部構造

GALLERIA RM5R-G60のレビュー

ガレリア RM5R-G60のサイドパネルを外した内部構造です。

配線はほぼすべてケース右側面側へ、電源ユニットはケース下部のボックス部に収まっており、電源ユニットも右サイドパネルを外すと見えます。

カスタマイズのゆとりも確保されていますが、グラフィックボード交換の際はサイズ確認したほうが良いでしょう。

ストレージの増設や光学ドライブを追加するスペースは十分ですが、カスタム時は電源容量にも注意しましょう。

ガレリア RM5R-G60のベンチマーク実測値

ガレリア RM5R-G60を様々なベンチマークソフトで実測値計測してみました。

  • 3DMARK:グラフィック性能計測
  • VRMARK:VR性能計測
  • PCMARK:PCの総合性能
  • FF14:FF14がどんな環境で動作できるか
  • FF15:高負荷PCゲームがどの環境で動作するか
  • DQ10:要求スペックの低いドラクエ10でどんな性能を発揮するか

更にベンチマークソフトはありませんが、スコアを踏まえFPSゲームのプレイ環境検証を行います。

3DMark ベンチマーク

GALLERIA RM5R-G60の3DMark

ガレリア RM5R-G60の3DMark TimeSpyでのベンチマーク計測結果は5,373でした。

 グラフィックスコア CPUスコア 
ガレリア RM5R-G60
(GTX 1660 6GB)
5,3735,086
ガレリア RM5R-R36
(GeForce RTX 3060)
8,2776,940
ガレリア XA7C-R37
(GeForce RTX 3070)
 12,701 11,601
ガレリア XA7C-R38
(GeForce RTX 3080)
14,9018,880
ライトニング AT5
(GTX 1660 SUPER)
5,5213,983

他機種とのスコア比較です。

ガレリア RM5R-G60はGTX1660を搭載したエントリークラスなので、RTX3060以上を搭載したミドルスペックモデルにはグラフィック性能が大きく劣ります。

とはいえ価格差も大きいので、重要なポイントはこの性能で「どんなことができるか」です。

GALLERIA RM5R-G60の3DMark

ガレリア RM5R-G60の3DMarkベンチマークスコアを他スペックのゲーミングPCと比較したグラフです。

グラフからはガレリア RM5R-G60の性能は現行ゲーミングノートPCの平均スコアと同等ということがわかります。

ガレリア RM5R-G60で何ができるのか具体的に見ていきましょう。

VRMark ベンチマーク

GALLERIA RM5R-G60のVRMark

ガレリア RM5R-G60のVRMarkでのベンチマーク計測結果は8,289でした。

VRMarkはVRゲームがプレイできるかどうか調査するベンチマークソフトです。

VRMarkによるVRゲームプレイ可否の判断基準は5000であり、VRMarkのスコアが5000以上ならVRゲームプレイ可能な「VR Ready」の扱いとなります。

ガレリア RM5R-G60は8,289ですので、VRゲームもプレイ可能です。

ファイナルファンタジー14 ベンチマーク

GALLERIA RM5R-G60のFF14ベンチマーク

ガレリア RM5R-G60にてFF14 暁月の終焉Verのベンチマークスコア(DirectX 11)は12,694で非常に快適でした。

計測条件はフルHD(1920×1080)の最高品質設定でフルスクリーンモードです。

FF14はMMORPGの中でも高いグラフィックを誇るゲームであり、FF14が快適に動作するなら他のMMORPGも快適に動作します。

ガレリア RM5R-G60では、今後のアップデートも含めFF14が快適にプレイできるでしょう。

FF14は4K解像度にも対応しますが、ガレリア RM5R-G60では4Kは厳しいです。

FF14を含むMMORPG・FPS・TPSなどのオンラインゲームでは画質よりフレームレートの方が重要であり、WQHDや4K画質でのプレイにメリットが少ないので、大きな問題ではないでしょう。

ファイナルファンタジー15 ベンチマーク

GALLERIA RM5R-G60のFF15ベンチマーク
フルHD
GALLERIA RM5R-G60のFF15ベンチマーク
4K

ガレリア RM5R-G60における、FF15の解像度別ベンチマークスコアです。

計測条件はすべて高品質設定です。

やはり4K解像度は厳しく、「重い」の評価でした。

フルHDでは「やや快適」であるため、フルHD解像度でのプレイは問題ないでしょう。

このスコアからは最新ゲームもフルHDで通常プレイする分には快適に動作しますが、WQHD以上の高解像度やMODを多数導入することは難しいと言えます。

マイクラなど元々のスペックが低いゲームならMODを入れても問題ないでしょう。

ドラゴンクエスト10 ベンチマーク

GALLERIA RM5R-G60のドラクエ10ベンチマーク

ドラクエ10はゲーミングPCではない通常PCでもプレイできるぐらい軽いゲームです。

ここまでのベンチマーク結果で高い評価を得られたガレリア RM5R-G60では、当然最高品質で快適にプレイができます。

混雑した町や激戦の戦闘でもしっかり動作するでしょう。

FPSゲーム(APEX・フォートナイトなど) ベンチマーク

GALLERIA RM5R-G60のフレームレート

ガレリア RM5R-G60に搭載されている、GTX1660のFPSゲームタイトル別アベレージフレームレートの目安です。

GTX1660では4K解像度が厳しいので、WQHD・フルHDのウルトラ設定・フルHDの通常設定の3つで比較しています。

FPSゲームは解像度よりフレームレートを重視した方が快適にプレイできるため、まずフレームレートを見ます。

フレームレートは最低でも60fps以上を維持する必要があり、常時120fpsを超えてプレイするのが理想です。

ゲーム自体がとても軽いValorantを除き、WQHDやフルHD(ウルトラ)では100fpsも維持できていません。

しかしフルHD(ミディアム)ではどのゲームも144fpsを大きく超えたフレームレートを出すことができます。

この結果からガレリア RM5R-G60ではフルHDの通常設定であれば、FPSゲームも快適にプレイできます。

ガレリア RM5R-G60のレビュー総評

ガレリア RM5R-G60のレビュー検証結果をまとめると以下の通りです。

・ミニタワーケースで圧迫感がない
・低価格で初心者やカジュアルゲーマーも購入しやすい
・4KやMOD導入は厳しいが、フルHDの通常画質ならジャンル問わず快適にプレイできる

特にMMOや様々なカジュアルゲームを遊びたい方や、初心者のはじめての1台におすすめです。

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ナオ

ゲーミングPC情報サイト「naolog」の管理人です。学生時代から自作ゲーミングPCを趣味にし、初めてプレイしたオンラインゲームは"ウルティマオンライン"です。MODを導入して"Cities: Skylines"や"スカイリム"、スポーツゲームなどで遊んでいます。アイコンは手持ちのゲーミングPCを利用してAIにて作成したもので、残念ながら管理人の外見とは関係ありません。

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