予算100万円の高級ゲーミングPCを紹介します。
- 100万円のゲーミングPCは意味があるのか
- 100万円のゲーミングPCはどれぐらいの性能なのか
- 予算100万円でゲーミングPCを買う場合のおすすめ
これらの疑問が解消できる内容です。
20~30万円でも十分ハイエンドなモデルが買えるゲーミングPCで、100万円もコストをかける意味があるのか、どこにそんなにコストがかかっているのか解説していきます。
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予算100万円のゲーミングPCは意味があるのか
予算100万円のゲーミングPCは、個人でゲームをする分にはほぼ必要ありません。
昨今のPCゲームでは、通常プレイなら10万円台のゲーミングPCで快適にプレイできます。
MODを複数使った高負荷なゲームプレイでも、30万円程度のゲーミングPCで対応できてしまいます。
最高峰の性能を持ち、かつ静音性・排熱性に優れたゲーミングPCとしても50万円以下で購入できるため、個人レベルで100万円のゲーミングPCを購入する意味はあまりないでしょう。
100万円のゲーミングPCはクリエイター用途で性能を発揮する
100万円のゲーミングPCは、3Dモデリングやゲーム制作などクリエイター用途で性能を発揮することが多いです。
100万円のゲーミングPCは大きく分けて2種類存在し、「グラフィックボードを複数搭載したグラフィック特化型」と「超高性能CPUを搭載したCPU特化型」です。
前者はグラフィック系のクリエイト作業に適していて、後者は処理能力が必要な作業に適しています。
100万円のゲーミングPCはどれぐらいの性能なのか
- 最上位のCPU「Ryzen Threadripper 3990X」が搭載できる
- SLI接続によりグラフィックボードを複数搭載できる
- 水冷化システムにより静音性と排熱製を最大まで低減できる
予算100万円のゲーミングPC性能は以上の3つがポイントです。
最上位のCPU「Ryzen Threadripper 3990X」が搭載できる
Ryzen Threadripper 3990Xは最も性能が高いCPUであり、単体で約50万円という価格です。
予算を100万円にすることで、この高性能な高級CPUをゲーミングPCに組み込むことが可能となります。
SLI接続によりグラフィックボードを複数搭載できる
SLI接続によりグラフィックボードを複数搭載することができます。
グラフィックボードをSLI接続で搭載すると、複数のグラフィックボードで同時に1つの処理を行うため、グラフィック性能が2倍となります。
そのため、最上位グラフィックボードを1枚搭載するより、少し性能を落としたグラフィックボードをSLI接続で2枚搭載した方がスペックは上になります。
SLI接続によりグラフィックボードを複数搭載したゲーミングPCは、取り扱っているBTOショップが少ないです。
また発熱量も格段にアップしますが、しっかりとした排熱性能を持ったゲーミングPCが販売されていません。
SLIゲーミングPCかつ高い静音性・排熱性を実現するには、BTOではなく自作により水冷化と合わせて構成する必要がありますが、水冷化は難しい作業となるためハードルは高いです。
ここではBTOショップで取り扱われている数少ないSLI接続モデルのゲーミングPCも紹介しています。
水冷化システムにより静音性と排熱製を最大まで低減できる
CPUやグラフィックボードは、性能が高ければ高いほど発熱量が増します。
そのため、PC性能が高いほど高い排熱性能が必要となります。
また、CPUやグラフィックボードそのものの水冷化に加え、「CPUグリス」や「CPUクーラー」のカスタマイズも効果的です。
この記事では水冷化かつCPUグリス・CPUクーラーをカスタマイズしたモデルを紹介しているので、参考にしてみてください。
予算100万円のおすすめ高級ゲーミングPC
予算100万円のおすすめ高級ゲーミングPCを3モデル紹介します。
それぞれ大まかな特徴は以下の通りです。
G-Master Hydro TRX40 Extreme(サイコム)
⇒最上位のCPUとグラフィックボードをそれぞれ水冷化して採用した、最高のゲーミングPC。
性能・静音性・排熱性能と最もバランスが良い。迷ったらこれ。
LEVEL-FCTZ-LCRT3W-VWVI(パソコン工房)
⇒CPUクーラーのみ水冷化された「GeForce RTX 2080 SUPER」搭載のゲーミングPC。
上のモデルより少し価格が安い。
G-Master SLI-Z390-NVL II(サイコム)
⇒4Kゲームに特化したのSLI接続ゲーミングPC。
CPUのみ水冷化だが、サイコムなので各パーツの性能が高く性能は最高。
各モデルの特徴とおすすめポイントを詳しく見ていきましょう。
注意
PCスペックの※マークはカスタム後のものです。
必ず「カスタマイズ項目」の内容と同じように選択した上で注文するようにしてください。
G-Master Hydro TRX40 Extreme(サイコム)
G-Master Hydro TRX40 Extreme(サイコム)

・Windows 10 Home
・AMD Ryzen Threadripper 3990X ※
・GeForce RTX2080Ti 11GB ※
・64GB DDR4-3200 ※
・1TB SSD / HDD 無し ※
¥984,690円(税込・送料込)
36回分割手数料無料キャンペーン適用時⇒月々27,350円(税込)
カスタマイズ項目
- CPU:AMD Ryzen Threadripper 3990X
- CPUグリス:Noctua NT-H1
- メモリ:64GB[16GB*4枚] DDR4-3200
- SSD:Intel SSD 660p Series [M.2 PCI-E SSD 1TB]
- ビデオカード:サイコムオリジナル水冷静音仕様 GeForce RTX2080Ti 11GB
メモ
最高級CPU「AMD Ryzen Threadripper 3990X」の水冷仕様を搭載したデュアル水冷ゲーミングPC。
グラフィックボードも最上位の「GeForce RTX2080Ti 11GB」の水冷仕様を搭載している最強モデル。
メモリは64GBの大容量で、ストレージもSSD1TBとたっぷり。
予算の都合でSSDの容量は増減できます。
100万円予算なら一番間違いなくおすすめの1台。
光学ディスクドライブは搭載されていないので、必要に応じて外付け光学ドライブ(2000円程度)を用意しましょう。
LEVEL-FCTZ-LCRT3W-VWVI(パソコン工房)
LEVEL-FCTZ-LCRT3W-VWVI(パソコン工房)
・Windows 10 Home
・Ryzen Threadripper 3990X
・GeForce RTX 2080 SUPER 8GB GDDR6
・64GB DDR4-2666
・1TB SSD / 2TB HDD ※
¥879,274円(税込・送料込)
48回分割手数料無料キャンペーン適用時⇒月々18,320円(税込)
カスタマイズ項目
- CPUグリス:シルバーグリス Arctic Silver 5
- SSD:1TB SSD / NVMe M.2
メモ
最高級CPU「AMD Ryzen Threadripper 3990X」を搭載したゲーミングPC。
上のモデルと違い、水冷式CPUではなく水冷式CPUクーラーを採用し、グラフィックボードは水冷化されていません。
また、グラフィックボードも「GeForce RTX 2080 SUPER 8GB」なので性能面でも少し劣ります。
メモリは64GB、ストレージも1TBと容量は同じで、コストの分だけ性能が落ちているモデルです。
パソコン工房はサイコムとは異なり、細かくカスタマイズができないので、スペックを上げることはできません。
DVDドライブが搭載されているので、外付け光学ドライブは不要です。
G-Master SLI-Z390-NVL II(サイコム)
G-Master SLI-Z390-NVL II(サイコム)

・Windows 10 Home
・Core i9-9900K ※
・【SLI】GeForce RTX2080Ti 11GB ×2
・64GB DDR4-2666 ※
・2TB SSD / HDDなし ※
¥622,640円(税込・送料込)
36回分割手数料無料キャンペーン適用時⇒月々17,300円(税込)
カスタマイズ項目
- CPU:Intel Core i9-9900K
- CPUグリス:Noctua NT-H1
- CPU-FAN:サイコムオリジナルAsetek 650LS + Noctua NF-F12 PWM [水冷ユニット]
- メモリ:64GB[16GB*4枚] DDR4-2666
- SSD:Intel SSD 660p Series [M.2 PCI-E SSD 2TB]
- ビデオカード:【SLI】GeForce RTX2080Ti 11GB ×2 ASUS製TURBO-RTX2080TI-11G
メモ
GeForce RTX2080Ti 11GBを2枚搭載したSLIモデルのゲーミングPC。
このモデルはデュアル水冷式ではなく、CPUファンをカスタマイズで水冷化しています。
そのためCPU、グラフィックボードともに水冷化された他モデルより性能は高いものの、静音性と排熱性能は低くなっています。
静音性や排熱性能よりPC性能を重視したい方におすすめで、CPUファンの水冷化によりある程度の静音性は確保されています。
CPUが第9世代しか存在せず、今後最新バージョンのSLIモデルが発売される可能性はあるでしょう。
メモリは64GB、ストレージは2TBと容量たっぷり。
DVDドライブが搭載されているので、外付け光学ドライブは不要です。
予算100万円の高級ゲーミングPCまとめ
予算100万円のゲーミングPCについて詳しく紹介しました。
100万円の予算では、最高級CPUの「AMD Ryzen Threadripper 3990X」が搭載できる点が大きなポイントとなります。
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