ゲーミングPCとは何なのか?
ゲーミングPCが何に使えるものなのか、自分に必要なものなのか判断できる内容です。
ゲーミングPCのパーツや購入方法、設定など詳しい知識は以下の記事で詳しく解説しています。
ゲーミングPCとは
ゲーミングPCは「グラフィック描写性能が高い」パソコンのことです。
大きな特徴は3D処理性能を高めるパーツ「グラフィックボード」を搭載している点で、このパーツを動作させるため他のパーツも総じて高性能なものが採用されているため、「ゲーミングPCは高性能なパソコンである」とも言われます。
ゲーミングPCの価格は採用されるパーツの性能によって大きな開きがあるため、価格差がピンキリになり初心者が迷う原因となっています。
ゲーミングPCと普通のパソコンの違い
ゲーミングPCと普通のパソコンの違いは、グラフィックボードが搭載されているかどうかの1点だけです。
ただし普通のパソコンにもマザーボードにオンボードグラフィックが搭載されているので、最低限のグラフィック処理なら普通のパソコンでも可能です。
映画やYoutube動画、動作の軽いゲームなら普通のパソコンでも動作します。
ゲーミングPCは普段使いできる?
ゲーミングPCは普段使いできます。
ゲーミングPCは普通のパソコンにグラフィックボードを搭載したパソコンですから、普通のパソコンにできることは何でもできます。
普通のパソコンよりもパーツ性能が高いことが多いので、むしろ普通のパソコンよりも普段使いも快適なはずです。
用途に応じてどんな使い方ができるのか以下の記事で詳しく解説しています。
> ゲーミングPCの普段使い - 普通PCとの具体的な違いとビジネス利用
ゲーミングPCのメリットとデメリット
メリット
- ゲーム機よりハイクオリティなゲーム体験が可能
- ビジネス用途でも活躍する
- 動画編集や動画配信が可能
- ゲームソフトの価格が家庭用ゲーム機より安い
デメリット
- 価格が高い
- 場所をとる
- 多少の知識が必要になる
ゲーミングPCはメリットが多く利便性が高いアイテムです。
価格が高い点を除けば、購入を迷う必要はないでしょう。
ゲーミングPCのメリットとデメリットは以下の記事で詳しく解説しています。
> ゲーミングPCのメリットとデメリットを詳しく解説
> ゲーミングPCを購入して後悔した体験談
ゲーミングPCが高い理由
ゲーミングPCの価格が高いのは、グラフィックボードをはじめパーツが高いためです。
グラフィックボードは特に高額で、単品で安いものでも5万円ほどします。
そのため普通のパソコンは5~7万円で購入できるのに、ゲーミングPCではグラフィックボード分が上乗せされた10~12万円ほど掛かるわけです。
もちろんグラフィックボードには更に高額なものもあります。
ゲーミングPCはデスクトップとノートどちらが良いのか
デスクトップを設置するスペースがあり、持ち運ぶ必要がなければデスクトップがおすすめです。
デスクトップを設置するスペースがなく、持ち運んで利用したいならゲーミングノートがおすすめです。
それぞれコスパの差は昔ほどないので、自身のライフスタイルに合わせて選んでしまって問題ありません。
ただし超ハイスペックのゲーミングPCは未だデスクトップ一択の状況なので、その点だけ注意してください。
デスクトップとノートの詳しい比較は以下の記事で解説しています。
いま一番コスパが良いおすすめのゲーミングPC
> おすすめデスクトップゲーミングPC
> おすすめゲーミングノートPC
ゲーミングノートは買うなと言われる理由
ゲーミングノートPCはコスパが悪かったことが理由です。
ゲーミングPCのパーツは小型化や省電力化によって性能がダウンしますから、同一パーツを搭載していても性能差があります。
これによりコスパが悪く、かつてはまともにPCゲームが動作するゲーミングノートPCはとても高額でした。
しかし現在では小型化したパーツでも十分な性能を発揮できるようになり、ゲーミングノートPCを選択しても問題はなくなっています。
デスクトップよりゲーミングノートPCが主流
eスポーツの発展もありゲーミングPCの市場は近年大幅に増加しています。
日本でもゲーミングPCを所有する人が増えていますが、デスクトップはスペースを取るのでなかなか選択肢になりにくく、ヘビーユーザーを除いてはゲーミングノートPCを選択する方がほとんどです。
ゲームしない人がゲーミングPCを買う意味はあるか
ゲーミングPCを買う意味はあります。
上で解説したようにゲーミングPCはグラフィック性能の高いパソコンですから、グラフィック性能を活用できる用途があれば買う意味があります。
> ゲームしない人がゲーミングPCを買う意味はあるのか?の明確な答え
ゲーミングPCがゲーム以外で活躍する場面
- ビジネス用途(書類作成・プレゼン資料作成など)
- WEBビジネス(WEBサイト制作・WEBデザイン)
- イラストやマンガ制作ソフトを使用する
- 動画制作や編集(Youtuber)
- CADソフトの使用
- プログラミング
ゲーミングPCはゲーム以外でもこのようなシーンで活躍します。
基本的に高性能なパソコンであることから、ビジネス用途でも大活躍してくれます。
また動画制作ではグラフィックボードがあることで、エンコード時間を大幅に短縮してくれるほか、エフェクトの使用や4K動画編集も可能になります。
イラストやマンガ制作ソフトではそれほど高性能なグラフィックボードは必要としないものの、オンボードではやや性能が不足気味になるため、特に大きなイラストを制作する場合に活躍してくれます。
イラストやマンガ制作用のパソコンはクリエイターPCとも呼ばれますが、クリエイターPCはグラフィックボードを搭載しゲーミングPCと構成が全く同じで、呼び方が違うだけです。
CADやプログラミングでは、特に3Dゲーム制作に関するプログラミングでゲーミングPCは必須と言えます。
ゲーミングPCがいらない人
PCでゲームをプレイしない、上記の用途がない人がゲーミングPCを買う必要がありません。
多くのPCゲームは家庭用ゲーム機でも発売されるので、どうしてもプレイしたいPCゲームがないなら、PS5を買った方がコスパが良いです。
最もゲーミングPCを購入する勿体ない理由は「ゲームしないけど、ゲーミングPC=高性能PCらしいから買っておこう」とするケースです。
高性能なパソコンを求めるなら、グラフィックボードを搭載しない高性能パソコンがBTOパソコンメーカーでも販売されているので、そちらの方がコスパが良いためです。
> こんな方にはゲーミングPCがいらないので、買うのをやめましょう
ゲーミングPC市場の現状と今後
ゲーミングPC市場は近年拡大する一方です。
eスポーツの市場規模が拡大するとともに世界的に市場は拡大され、もちろん日本でもゲーミングPCの市場は右肩上がりです。
PS5が入手困難な状況も手伝って、代わりにゲーミングPCの販売台数が増えています。